岡田斗司夫の毎日ブロマガ「悩みのるつぼ【妻ともっとセックスしたいです】」（回答編）

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話

　岡田斗司夫の毎日ブロマガ　2016/10/18
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おはよう！　岡田斗司夫です。

昨日のメルマガで朝日新聞『悩みのるつぼ』の相談文をお届けしました。

今日は、いよいよ回答文もお届けします

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相談　「妻ともっとセックスしたいです」

 　

　８歳と６歳の子どもを持つ４０代の男性会社員です。

　自分でもあきれるぐらい性欲が強く困っています。

　というより、性欲しかない感じです。

　ここで問題なのが妻は全く反対で、性欲がありません。

　何度かケンカになったり話し合ったりしたのですが、毎週でもセックスをしたい私と、したくない妻との折り合いがなかなかつきません。

　私が我慢すれば済む問題なのかもしれませんが、妻とのセックスだけを楽しみに生活を送り、そのために妻のご機嫌を取り、洗濯、食器の片付け、掃除などの家事をこなし、ケンカをしても相手にされなくなると困るのですぐに謝ってしまう始末です。

　それで、断られると機嫌が悪くなり、何もやる気が起こらなくなります。

　他人から見れば「あほらし」と思われるでしょうが、私からすると、異常だと分かっていても、どうにも抑えきれません。

　また、子どもが大きくなり、セックス出来なくなったときのことを考えると恐ろしいです。

　妻のことを愛していけるだろうかとまで考えてしまいます。

　こんな私に、ズバッとご意見をいただけないでしょうか？

　お願いします。

　ただ、妻のことは本当に尊敬し、愛しており、妻以外の女性と関係を持ちたいとは全く思いません。

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【岡田斗司夫の回答】

　あなたは妻とセックスがしたい。

　「毎週でも」と書いてるので「月に４回」があなたの理想ペース。
　それに対して現状は、まあ月に１回と仮定します。

　この現状をですね、「月に２～３回。できたら毎週ペースで月４回」に交渉で持っていくのは無理ですよ。
　妻の本音は「月イチでも多い。できればゼロ回」でしょうから。

　なので「回数を増やしたい」と考えないように。目指すは「微増」です。

　いま、「月に１回」なら、「来月は１・０５回」を目指してください。
　０・０５回分とは「洗い物をタッチ交代する」「掃除が終わったら妻とハイタッチ」かな？

　少なすぎる？
　はい、そのとおり。

　しかしこれを「家事を手伝った褒賞」と捉えてはダメ。
　めざすは「繰り返し、毎月５％ていどの微増」です。

　毎月５％ていどの微増でも、繰り返せば９カ月後には毎月１・５回のセックス、つまり２カ月に３回になります。
　１５カ月目には月に２回。

　……とまあ、これが数値化で考えた対処案です。
　でも何となく納得できないでしょ？

　「オレは愛妻家なだけなのに、なぜそんな努力しなくちゃいけないの？」って思ってるんじゃありませんか？

　残念ながらあなたは１００％の愛妻家ではありません。
　愛妻家なら「セックスできなければ愛せるか不安」と考えるはずもない。

　妻にしか欲情しないのは「ナース姿にしか欲情しない」のと同じ、単なるフェチです。
　それもコスプレ系ではなく関係性に萌（も）える「立場フェチ」。

　愛妻家と言うより、嫁さんフェチなので、本来のあなたの欲求を１００％満たすには「離婚して、別の女性を妻にして欲情する」しかないでしょう。

　たぶん、あなたは５０％だけ愛妻家です。
　だから離婚を考えない。
　でも残り５０％は「嫁さんフェチ」というヘンな嗜好（しこう）の持ち主です。

　なのにあなたは自分を「愛妻家」だと思っていて、「オレは悪くないのに」「世間的には良い夫のはずなのに」って考えてる。
　だから「毎月５％だけ増量する」という現実案に納得しにくいんじゃないかなあ。

　あなたが愛妻家なのは妻に伝わってるし、感謝もされてると思います。
　でも、あなたの度が過ぎた嫁さんフェチぶりを許容してもらうには、もう少し忍耐と努力が必要じゃないでしょうか？

　毎月５％だけ、奥さんと仲良くなり続けてください。

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いかがでしたか？

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