おはよう! 岡田斗司夫です。
なんと贅沢でかっこいい企画だろう!
僕たちのような素人が直に大フィル相手に交渉するより、音楽プロデューサーを通じてやりたいことを伝えた方がいい。
小松先生にはそんな思惑があったようだ。
さっそく会いに行き、「大フィルを雇うにはいくらくらいかかるか」と聞くと、逆に何名編成にしたいのか、と問い返された。
ま、金ならあるし。
僕たちは数週間前からはりきって、曲の候補をリストアップしていた。
スターウォーズやゴジラ、ウルトラセブンなど、SF大 会の参加者なら誰でよく知っている曲で、交響曲で聞きたいものばかりだ。
ところが、プロデューサーはこのリストを完全に無視した。
僕たちは素晴らしいオーケストラの演奏を聞きたいんじゃない。
みんな、SF音楽を聴きたいんです!
怒鳴りそうになるのを抑えながら、僕は必死に訴えた。
「じゃあ俺はもう知らん!君たちで譜面探してきてよ」
今のように、ネットで検索すれば、何でも注文できる時代ではないのだ。
それでも後には引けない。「探します!見つかったら演奏してもらえるんですよね!」と啖呵を切ってしまった。
有名なクラッシックの楽譜なら売っている店でも、映画音楽やTVの曲はほとんど扱っていない。
探し回った末、心斎橋のミヤコ・レコードでスターウォーズの譜面を見つけたときは本当にうれしかった。
金はあっても譜面がなければコンサートは不可能だ。
どうする?
───────────────────────────────────
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
コメント
コメントを書く