基本的に毎日、ご飯は自分で作っています。
独身なので作るのもひとり、食べるのもひとり。
なにを作るのか、毎日考えるのがイヤになります。
こういうとき【国民定食】があればいいのにな、と妄想しました。
【国民定食】とは僕の造語です。
一年365日、日本人が食べる朝・昼・夜の食事をすべて決めたルール。
スーパーに行けば、該当する食材が安いし、コンビニでもちゃんと「国民定食弁当」が並んでいる。
栄養もカロリーも、食事単位でなく一日や週間ペースで収支バランスが取れている。
運動量や年齢による補正は「定食プラス」とか決めれば大丈夫。
別に「国民定食を食べろ!」というルールではなく、このメニューで自炊すれば楽だよ、というガイドライン。
決められるのがイヤな人は、これまでどおり好きなもの作るなり買うなりすればいい。
【国民定食】の利点は「みんな同じもの」を食べるという一体感かな。
家族がいなかったり縁が薄かったりする人も、みんな同じご飯食べてると思うと、ちょっと嬉しかったりするし。
料理番組やクックパッドは、その日の【国民定食】に、ひと手間加えたり楽に作れるポイントを紹介すればいい。
【国民定食】で月に一度のエスニックデーを決めて、世界各地の料理を学べる、とかいうのも面白い。
欠点は、同じ食材を全国民が使うと不足する、ということかな?
ならば「国民A定食・B定食・S定食」にして、さらに「県民定食」を数種追加すると食材不足は緩和できるかな?
漁港での水揚げ量が不明なものは、ネットでメニュー調整すれば対応できるかな?
いろいろ問題はあるけど、みんなで一緒のものを食べたり作ったりするのはキャンプみたいで楽しいし、仕入れや販売経路も負担が軽くなるような気がします。
食材の旬や、自分では思いつかないメニューのバリエーションも学べるし、【国民定食】を半年も作ったら、誰でも一通りの調理技法を学べるので、ヘタにクッキングスクールに通うよりも安上がりで効果的だと思います。
街のレストランも、普通のレストラン以外に【国民定食】専門店ができたら、そっちのほうが安くて栄養バランスも安心できるので、僕は通うと思います。
・・・てなことをいろいろ妄想しました。
以上、『岡田斗司夫の毎日メルマガ~力尽きるまで』よりお届けしました。
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