DMMラウンジでは、岡田斗司夫主催のレアイベントがあります。
それは岡田斗司夫の解説による映像講義!
岡田斗司夫の映像解説を、まるごと聞けるのです。
ニコ生でも映画の解説がありますが、まるごと映像解説というわけにはいきません。
時間の制約もありますし、それ以外に喋らなきゃいけないこともあります。
ですので、「解説」に特化したイベントはとても貴重です!
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8月は『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の解説講義をしました。
映像講義は、映画の本編を会場スクリーンに映しながら、みんなと一緒に視聴しつつ、解説をおこないました。
見るべきところ。
読み解くべきところ。
その場面に来るたびに、一時停止をして説明を入れるのです。
『バック・トゥー・ザ・フューチャー』は、非常に凝った作りです。
まだDVDやブルーレイが一般的でない時代に、こんなに凝った作品を作っても、お客さんにわかるはずがないんです。
家で何度も繰り返して見られる環境では、ないんですから。
映画館で一瞬 目にしただけで、そこまで気づけるのは普通の人にはまず無理というもの。
それでも部屋の小物、壁の写真、主人公の持ち物、街を走る車・・・
あらゆるところに意味が詰まっています。
わかってもらえなくてもいい。
でもやりたい。
そんな監督の意思が、にじんでいるようです。
さらにキャラクター付けと、物のやり取りが非常にうまい」
のちのち伏線となる小道具の使い方も、見るべき所です。
序盤で主人公が手にするのが一枚のチラシ。
慈善団体に寄付をしてもらったパンフレットなのですが、この一枚のチラシには何重もの意味がありました。
・このチラシをもらうために「寄付をする」という行為で浮かぶ主人公の性格
・寄付をしたのに、チラシをクシャクシャにする行為
・主人公のガールフレンドがこのチラシに、電話番号と「I Love You」と書く行為に見える関係
・「このチラシを持ち続ける」という必然性を作ること
・このチラシが、ラストシーンへの大きなキーとなるということ
出てくるものに無駄なものは一切なく、不自然にならない上手さ。
数分のシーンに詰め込まれた意味が、はっきりと言葉で整理されて聞けるのは快感です。
そういう「幾重にも重なる意味」から、「遊び心で登場するものの意味」まで、あらゆる解説を展開します。
岡田斗司夫の映像解説を一度でも見ると、映画に対する接し方が変わります。
「なんとなく、いいな」と思っていたものにも、明確な理由があります。
その根拠が、明らかになるのです。
あなた自身も、ほかの人と違った映画批評ができるようになる!・・・かも?
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