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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「少女を2年間監禁していた男について語ってください」(前編)
少女を2年間監禁していた男について語ってください。
ある専門家が容疑者の男について、「共感性が未発達なのでは?」などと語っていました。
『これをしたら、傷付いたり悲しんだりする人がいる』という共感能力ぐらいありそうです。
分かってやった気がします。
ネット上では『監禁ではなく、少女の家出だったのではないか?』という声が上がっています。
岡田さんはこの事件について、どのような見解をお持ちでしょうか?”
みんなの感想は、その辺りなんだよね。
報道すればするほど被害者の少女を傷つけている。
もしくは、被害者の少女と似たような環境にいた人を傷つけている。
テレビ見ている人たちは「こんな報道をしない事だよ」と思ったはずだよね。
だからその女の子を傷つけない為の正しい対応としては、まわりが気にしない事なんだ。
でも、それまでは、気にしない方がいい。
それは、みんなも分かってるんだよ。
では、どうして報道するのか?
それは、視聴者が望んでいるから。
当たり前の話だよね。
だって、親からしたらビックリだよね。
そこそこ社交性もあるようなヤツが、家で2年間も女の子を監禁してたなんて。
本当に想像の範囲外だよ。
娘を持つ親にしても、自分の子がそんな目に会いかねないという不安がある。
社会福祉が進んだ国としてのオランダと、犯罪大国としてのアメリカなんだ。
オランダのように社会福祉が進んだ国の性犯罪は、ものすごいエゲつない場合が多い。
そういう事件は日本と、ちょっと遠い気がしていた。
「またそんな事件が起こったのか」と日本も変わってきてるよね。
これがちょっと驚きなんだ。
(次号へ続く)
監禁事件が、日本でも珍しくなくなってきていることが驚きです。
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