秋、そう、人間の三大欲求を一番駆り立てるこの超煩悩が溢れ出る時期がいよいよ始まります。
食欲の秋、とよく言われるが、そんな秋の味覚の第一人者と言えば「キノコ」を置いて他なるまい。
しかしながら、美味しいキノコと言えども毒を持っているキノコが存在する。うっかり道端でキノコを見つけて
「おっ! 秋の味覚だあ!」
と喜んで家に持ち帰り、貪り食った場合、突然目の前が七色に輝きだし、飼っているネコがプレイメイツに見えてしまったり、水道の蛇口から小さいお巡りさんが大量に出てこないとも限らない。
そんな状況に陥らないためにも、今日は「食べたらだいたい死ぬかもしれないキノコ5選」をご紹介したい。
摂取後十分手軽に発症!火焔茸!
カエンタケはニクザキン目ニクザキン科ツノタケ属に属する腐生性キノコの一種。
腹痛、嘔吐、下痢から始まり次第にめまい、手足のしびれ、そして呼吸困難、言語障害、全身の皮膚のぶらん、肝不全腎不全呼吸不全といった症状が立て続けに出るという役満っぷり。
回復しても、小脳の萎縮、脱皮、脱毛、言語障害、運動障害などの後遺症が残ることがある。
人間の脱皮。もう意味が解らない。
つまり最悪死ぬ。
味も良し!新たなる知覚の扉を開くベニテングタケ!
ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコ。
下痢と嘔吐、そして幻覚を発症する。
そして毒成分であるイボテン酸はうまみ調味料の16倍の旨み成分を含むというフグのような野郎である。
ただでさえ美味いくせに、さらに内面の深いところで神的な自己を見つけ、新たなる知覚の扉を開けるかも知れないというオトクさ故に、チャレンジする人間が後を絶たない。
これも最悪死ぬ。
狂気の波状攻撃!タマゴテングタケは二度刺す!
タマゴテングタケはハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコで、猛毒菌としてその名を知られている。
食後1日程度で激しい嘔吐、下痢、腹痛が巻き起こり阿鼻叫喚の様相を呈したあと、小康状態になり、回復したように思わせておいて数日後肝臓と腎臓等内臓の細胞が破壊され、最悪の場合死に至る。
まさに稀代のトリックスターである。
死亡率は50%。つまり半分死ぬ。
一本一殺!キノコ界の白き死神!ドクツルタケ!
ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコ。
毒性は1本(約8g)で1人の人間の命を奪うほど強い。
まさに「ボーントゥーキル(生来必殺)」である。
これまた腹痛、嘔吐、コレラのような激しい下痢が巻き起こり便所を席巻した後、治ったかと思いきや
数日後に肝臓や腎臓をスポンジ状に破壊してくるというなんともトゥーマッチな御仁である。
まぁ死ぬ。
一度食べたら辞められない!自我を失い怪物へと変異する究極の毒茸マタンゴ!
『マタンゴ』は、1963年8月11日に公開された日本の特撮ホラー映画。変身人間シリーズの番外編的作品である。
もし君がヨットにのって漂流し、食糧も何もない状態に陥り、その島でキノコを見かけたとしたらそれは絶対に食べてはいけない。それはマタンゴへの誘いである。マタンゴやめますか? それとも人間やめますか?
つまり最悪マタンゴになる。
『マタンゴ』予告編
秋だからこそ気をつけて、楽しい行楽を!
と、いうわけでいくら秋には美味しいものが多いと言っても、世の中のもの全てが食べられるとは限らない。
紅葉狩りをしているときに道端に可愛らしくて美味しそうなキノコを見つけたとしても、胃におさめずに写真におさめるぐらいにとどめておいて欲しい。
いや、マジで危険ですから。
参照元:NAVERまとめ
(ID:59159723)
あ?秋?
・・・冬では?