最近やたらと就職関連のCMがオンエアされるなと思っていたら、3月1日から大学生の「新卒採用」のプレエントリーが解禁されたそうな。おまけに転職市場も3月~4月が一年でも最も求人数が増えてまさに今がかきいれ時。テレビの中から妻夫木聡やウッチャンが「やれるもんなら、やってみよう」と連日何度も呼びかけられたら、自分も転職しないといけないような気持ちになってくるから不思議なものです。
自分の新卒時の就活状況を思い出してみると面接はあろう事か連戦連敗。就職氷河期のせいだとばかり思っていましたが、先日たまたま当時履歴書に使っていた写真を見つけて思わず失笑。雨上がりの蛍原かゲスの極みも真っ青なキューティクル満点のマッシュルームカットじゃありませんか(笑)。さすがにあれじゃ落ちるわと思わず納得してしまいました。受験した企業の面接官の皆さま、あなた方の目は確かでした。今まで疑ってきて失礼しました。。。
一般企業のサラリーマンや公務員になりたければ就職試験に応募する、プロ野球選手になりたければアマチュアで良い成績を残してドラフト会議で指名される等々。実現するかどうかは別にして、どんな業界でも希望の職に就くためのルートはある程度決まっているものですが、その点あまり知られていないのが総合格闘技業界。いざプロ選手になろうとしても、パンクラスに修斗、DEEP、ZSTと大会は様々あるし、どうすれば「プロ」と呼ばれるのか、一般的にはあまり知られていません。ハローワークがあるわけでも、ドラクエで言うところのダーマ神殿があるわけでもないですからね。。。そこで今回の「MMAオレンジ色の手帖」は総合格闘家・格闘技業界の就職事情にクローズアップ。格闘家への「就職」から、逆に格闘家から別の職業への「転職」事情も綴っていきたいと思います。題して「格闘技就職ジャーナル」。今宵も電波と充電の続く限りよろしくお願いします。
手始めにプロの総合格闘家になるにはどうしたらいいのか考えてみたいと思います。その線引きと組織化が最もハッキリしている修斗とパンクラスを例に取って見てみましょう。
まずは修斗。選手の戦績に応じてクラスC、クラスB、クラスA、ランカーとカテゴライズされています。アマチュアに当たるのがクラスC。日本修斗協会に選手登録を行い、ワンマッチやトーナメントで戦績を残すと全日本アマチュア修斗選手権への出場を得られます。この大会こそがアマからプロへの登竜門。各階級の優勝者はもちろんですが、試合内容によっては上位入賞者にもプロ昇格のチャンスが与えられます。歴代優勝者を見ても、水垣偉弥、廣田瑞人、田中路教ら将来のUFCファイターやINVICTAのチャンピオンに輝いた浜崎朱加ら世界的にも通用する選手を多数輩出しており、プロ格闘家になるための確固たる道筋を示しています。
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