Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは、ベンヘンのベラトール移籍から見るフリーエージェント事情です!
ベンソン・ヘンダーソン(32)が、ベラトールに移籍することが明らかになった。ヘンダーソンは元WEC、UFCライト級チャンピオン、UFCでは10大会でメインイベントを飾り、過去2戦ではウエルター級に転向し2連勝を果たしていた。ヘンダーソンの最後の公式ランキングは、ウエルター級13位、ライト級15位。2階級に登場する唯一の選手だった。結果的にラストマッチとなった昨年11月のUFCファイトナイト・ソウル大会のメインイベントでホルヘ・マスビダルを下したヘンダーソンは、今後を象徴するかのように、自らグローブを外してマットに置き、オクタゴンから立ち去っていた。
「ベラトールからのオファーはノーとはいえない素晴らしい内容だった。悩む必要すらなかった。まさしくレッド・カーペットを敷いて迎え入れてくれたんだ」とヘンダーソンは語っている。「それと、リーボックに縛られるのではなく、自分で契約したスポンサーから収入が得られることは、とても大きな要因だった。それが主たる要因ではなかったと言えばウソになる。もう1つは、僕は選手の待遇改善の開拓者になりたいんだ。ベラトールは、選手の労働組合結成を容認すると言っている。こんなことは他の団体では口にすらできないことだ。これは選手にとってとてもよいことだと思う」。
UFCとの契約を終了し、フリーエージェントとなっていたヘンダーソンのもとに届いたUFCからのオファーの金額は、ベラトール、ONEに次いで3位だったという。
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