Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。前回に引き続きUFCの歴史的改革アンチドーピングプログラムについて。今回は各方面の反応! MMAが間違いなく変わる!!
ビジネス的はメリットなんか1つもないが、スポーツ的にはメリットだらけだ ~ UFCアンチドーピングプログラムでざわつく人たち
UFCが6月3日に発表した「UFCアンチドーピングプログラム」は、米MMAメディアでは英断だとして高い評価を受けている。他方で、州コミッション関係者からは、UFCの新しいポリシーと、どの程度うまく連携してやっていけるのかと、不安の声も聞かれる。そこで今回は、UFCアンチドーピングプログラムへの反響や波及効果をとりまとめてみた。
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「新しいアンチドーピングプログラムにより、ドーピングの抜け穴はドンドン塞がれ、ドーピングのもたらす結果は突如として極端に重いものとなった。選手は競技期間外の薬物検査を年に5回も受けるのだ。UFCファイターはこれまでより用心深くなる必要があるだろう。いかめしい顔をした役人が管理している新しい世界だ。プロテインシェイクやサプリメントに何が入っているのか、各自でしっかり把握しておくほうがよい。今回の件はポジティブな一歩と言うだけではない。必要な一歩なのだ。もちろん代償はあるだろう。人気選手がいなくなる。評判が地に落ちる。期待のビッグマッチがキャンセルされる。大会のキャンセルもあるかもしれない。『選手が薬物を使っていないことを、私は願っているし、祈っている』ダナ・ホワイトは語っている。『まずはどうなるかみてみよう』」(MMA Fighting)
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「USADAのような中立の第三者機関を立てることの必要性は、アンチドーピングの専門家が長年にわたって指摘してきたことだ。UFC自身は自己規制の罠に陥ることから身を引き、権限を専門家に委ねたのだ。ただし、口は出さないがカネは出した。ロレンゾは『数百万ドル』と表現している。能書き通りに機能すれば、これは実に大きな打ち手となる。日数計算をしてPEDを体内からサイクルアウトさせれば何の問題もなかった時代は終わりを告げた。出場停止期間は2年~4年に延長され、もはやリスクに見合った見返りはない。
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