今回は本の紹介をする前に「名前」についてちょっと思うところを書いてみようと思います。


つい先日、高崎山で産まれた赤ちゃん猿に「シャーロット」という名前を付けたところ、一騒動あったことは皆様ご周知のことと思います。

色々なご意見があろうかと思いますが、まぁ猿の名前なんだからそんなに大騒ぎすることもないでしょ、というのが一番冷静のような気がします。

別に「メイウェザー」で無敗のボスザルを目指しても、あったかい雰囲気の猿になって欲しいという願いを込めて「クマムシ」にしても、その後の猿人生(ってちょっと変ですが)に大きな影響は無いような気がします。


でもこれが人間となると、話しは簡単じゃありません。

昨今ですと、よく耳にするのがキラキラネームにまつわるトッピクスです。


当サイトの編集長である、斉藤さんは「斉藤慎一」なので、おそらくご両親が「長男で、慎ましく(つつましく)育って欲しい」という願いを込めて命名されたのでしょう。その願い通り、斉藤さんは思慮深く控え目で、実に慎ましい方だと思います。た、たぶん。


私の場合は「圭一」ですが、本当は「健康に育って欲しい。で、長男だから」という何のヒネリもない理由で「健一」になるところでした。ところが、母が当時好きだった俳優の名前を付けたくて、オヤジに内緒で「圭一」で出生届を出したとのこと。

なんということでしょう。匠の技で健一という名前が、実に鮮やかな圭一に様変わりしたではありませんか。って、健一でも圭一でもそんなに劇的ビフォーアフターな変わり様ではありませんが。