Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回はK-1亡き後のキックメジャー「Glory」の現在――
キックボクシング界の雄、Glory World Seriesは今年8月、アンドリュー・ワイテカー氏に代わってジョン・フランクリン氏がCEOに就任することを発表した。Gloryといえば、かつては日本大会も4回行い、特に2012年の大晦日にはさいたまスーパーアリーナでDREAMとのジョイント大会を開催するなど、救世主的存在としてキックのみならず格闘技界を席巻するかに見えた時期もあった。その後、日本でのテレビ放送も途絶え、日本のファンからはすっかり縁遠くなったGloryは、いまどうなっているのであろうか。今回はGloryの現状と課題をまとめてみたい。
Gloryは2012年に、ゴールドマン・サックス証券出身、オイルヘッジファンドのBlue Gold主宰であるピエール•アンドゥランド氏が「It’s Showtime」、「United Glory」、およびオランダのキックボクシングジム「ゴールデングローリー」を買収した上で、Glory Sports Internationalとして創業した。アンドゥランド氏は、共同創業者で初代CEOであったマーカス・ルアー氏とともに、2012年大晦日大会の記者会見に来日していたことをご記憶の方もおられるだろう。
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