映画ライターで北米MMA事情通の高橋ターヤンがプロレス格闘技関連の映画を紹介するコーナー。今回取り上げるのはロンダ・ラウジー以前の女子MMAの象徴だった「ジーナ・カラノ」。しばらくファイトから遠ざかっている彼女の現在は……

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『エクスペンダブルズ3』に登場したロンダ・ラウジーが好評だ。

映画に登場する新兵チームの中では見せ場も多いし、作品中紅一点という扱いも良かった。
演技力に関しては、まあそんなもんかというレベルではあったが、存在感は充分に見せ付けたと言って良いだろう。これによってロンダへの映画出演オファーは増えるであろうし、現在出演が確定している作品として『ワイルドスピード』の新作と、マーク・ウォルバーグ主演のスリラー『Entourage』への出演が決まっている。ロンダは今後、俳優業と格闘家業の両立を進めていくようで、その活躍の場は大きく広がっていくことであろう。

そんな格闘家兼業俳優の道を大きく開いた選手と言えば、ランディ・クートゥアやバス・ルッテン、そしてクイントン“ランペイジ”ジャクソン。そして忘れてならないのが、一応今でも引退宣言はしていない現役格闘家のジーナ・カラノである。