Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回のテーマは怪我人続出で大幅にスケジュールが狂った今年のUFCについて。まとめてみるとビックリ……!!



「TJディラショー vs. ジョー・ソト」をメインイベントとして行われたUFC177(8月30日開催)は、あたかも2014年のUFCの縮図のような大会となった。もともと予定されていたメインイベントは、「ジョン・ジョーンズ vs. アレクサンダー・グスタフソン」の再戦で、名実共に今年最大のビッグマッチとなるはずだったのだ。

しかし、まずジョーンズが試合の1か月延期を希望した。ついグスタフソンもケガをした。そこでUFCでは、「ジョーンズ vs. グスタフソン」を1か月延期し、この大会のメインイベントには軽量級のタイトル戦を2試合用意した。

メインイベントでは地元サクラメント出身のバンタム級チャンピオン、TJディラショーが、元王者ヘナン・バラオンを迎え撃つリターンマッチを配した。はずだった。ダブルメインイベントには、「デミトリアス・ジョンソン vs. クリス・カリアソ」のフライ級タイトル戦が予定された。しかしこの試合はのちに、すでに延期されていたジョーンズの試合が、ジョーンズのケガのため再び延期されたため、その穴埋めに1か月先に延期された。