大リーグでは処分の嵐、MMAでは無風状態

バイオジェネシス・スキャンダルに見るMMA薬物検査の事情

フロリダ州マイアミに本拠を置くアンチエイジング・クリニック、バイオジェネシスの元社員が米ESPNチャンネルの番組に出演し、プロ野球・バスケットボール・ボクシング・テニス・MMANCAAの選手が同クリニックから筋肉増強剤(PED)を受け取っていたと暴露した。元社員は、「私がかかわった4年間だけでも、PEDを処方したアスリートの数は優に100名を超える。会社全体でどれほど多くのアスリートに処方していたのか、想像しただけでもゾッとする」「この件で私に問い合わせをしてきたスポーツリーグの関係者は、メジャーリーグベースボールのバド・セリグ氏だけである」などとも語った。具体的な選手名は明らかにしていない。また、プロレスラーの名前は含まれていない。

大リーグのバド・セリグ・コミッショナーはすでに、同