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1月1日NOAH武道館大会で中邑真輔と対戦する佐々木憂流迦。2023年1月1日のグレート・ムタvs中邑真輔に衝撃を受けたことでプロレス転向。デビュー1年目で自分の人生を変えた中邑真輔とリングで向き合うことになるが、事前の中邑真輔インタビューでは厳しい言葉を浴びせられた。

【中邑真輔インタビュー】“お前に何ができる?”佐々木憂流迦をプロレスの世界へいざなった男・中邑真輔の心境に迫る!
https://www.noah.co.jp/news/6427/

この記事を受けて佐々木憂流迦が囲み取材を実施。めったに会場・会見に行かないことでおなじみのワタクシ、ジャン斉藤ですが「なんだか面白そう!」ということで潜入。実際、佐々木憂流迦がプロレス沼の中でもがくかのような問答が続いて面白かった! その模様は他媒体でも活字化されてますが、あの雰囲気を活字でできるだけ再現してみました。聞き手はマスコミ複数。ときおりジャン斉藤も質問しています。

1月1日 日本武道館大会 チケット詳細
https://www.noah.co.jp/

「ABEMA PPV」全試合独占生中継いたします。
https://abe.ma/48OURmB


――まず1月1日のNOAH武道館(中邑真輔戦)に近づいてきましたけれども、武道館への道を歩む中での手応えを教えていただけると助かります。

憂流迦 手応えですか?手応えは……苦しんでますね。

――
どのへんで?

憂流迦
 うーんとですね……心ですかね。俺、けっこうアレなんですよ。こういう取材のときもいろいろ考えてきたりするんですけど、今日はまったく考えてないですね。ありのままで、そのときに感じたものを感じ取ろうとしている最中でございます。

――じゃあ、かなり研ぎ澄まされた状態になる?

憂流迦
 研ぎ澄んでるかどうかすらわかんないですね。ただ、敏感にはなってる気がしますね、心が。

――
中邑真輔さんのYouTubeインタビューは、ご覧になられましたか?

憂流迦
 見ました、見ました。もちろんすぐ見ました。

――
それを見て率直に思ったことを感じたことってありますか?

憂流迦 スゲー言ってくれるなって思いました。

――
どのへんに感じましたか?

憂流迦
 いやもうこっちが感じていることをリングの上で照らし合わせる前に全部言ってくれるから、ありがたいという気持ちもありながら、まだ足りてない部分がひしひしと痛感しているというか。

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――
世間的な評価では、憂流迦選手がデビュー1年でこれだけ驚異的に進化しているという見られる方もあるんですけど。憂流迦さんの中では自分に足りてないものっがあって、それを中邑さんに見透かされていたみたいな?

憂流迦
 いや、もう全部見透かされてるでしょうね。それは間違いないでしょう。だからこそ、もっともっとやんなきゃなと思ってますね。

――
映像の中では「甘やかされてるんじゃないか」という言葉もありましたけど。

憂流迦
 ハハハハハハ。何も言えないですね。そこはもう何も言えないですね。

――
「このまま平行線を続けても、だらだら続けてても望む未来はやってこないんじゃないの?とは思います」という言葉もありました。

憂流迦
 いやもう感じてるんですよ。やっぱり感じているところをズバズバ言われてたので……だからやっぱこのなんていうんですかね。もっとやらなきゃなっていうときなんだろうなって思ってますけど。

――
具体的にいうと何をやらないといけない?

憂流迦
 具体的に……どっちかっていうと、一番苦手にしてきたところなんで ボクはすごく苦手なところなので。そこをどうやって突き破れるのかっていうところですね。……なんかあんまり具体的じゃないですね(笑)。

――
中邑選手の言葉のやりとりもプロレスの一部だと思うんですど。

憂流迦
 そうですね。

――
中邑選手からは明らかに仕掛けてきていると思います。ここで何を返すかも試されているんじゃないかなと思うんですけど。

憂流迦
 (中邑真輔のインタビューには)「生きるか死ぬか」という言葉もありましたけど、「死ぬ気で行きますよ」としか言えないですけど。

――「プロレスラーや格闘家の枠を取り払って素で来たらいいんじゃないか」っていう言葉は響いたってことですか?

憂流迦
 響いた?全部響いてるんですけどね。まあでも、なんて言ったらいいのかな……格闘家・プロレスラーである前に、本名は佐々木佑太ですけど。佐々木佑太の部分はありますし。自分の持っているところをやっぱり大きくしていかないとね。そこでしかぶつけられないんで。そんな張りぼてのガワのところなんてペシャーンってやられちゃうと思うんでね。そこの部分をいかにしっかりぶつけられるかなって気はしますね。

――いまおっしゃる苦手な部分はどういうことですか?

憂流迦
 具体的な部分は……ボクの本当のところを出すことに対しての抵抗があったんですけど。どっちかというと、ガワ側でやる人間だったんで、そこの部分ですよね。やっぱどっかでセーブしちゃったりするんで、そこをしっかりタガ外したいなって思ってますね。

――「本当のところ」ってどういうところですか?

憂流迦
 まあ、たとえばネガティブな感情だとか、負の感情もそうだし、やっぱ一個被せて相手に伝えたりするんでね。

――
素でやってないってことですか?

憂流迦
 素でやってない部分めちゃくちゃあるんじゃないですか?「やっぱりこうしたほうがいいだろうな」って先に頭で考えちゃうんで。そこを取っ払って、子供に戻った気持ちで、やっぱり剥き出しでいかないと通用しないんですよね。

――いままでの相手には通用していますか?

憂流迦
 うーん、どうだろう。ここで何か一個また変わるような気がしますね。いままでのやつが悪いとかじゃなくて。でも、いまはそこが必要だなと思ってます。

――
真輔選手の言っていることが、挑発というよりは、お説教というか。関係性が近いぶんだけ親身に言っている感があったんですけど。そこは感じます?

憂流迦
 感じますけど、でもやっぱり厳しさもありますね。

――
中邑真輔選手は憂流迦さんと同じように鳴り物入りで入ってきて。最初から大舞台デビューして、そのあとも本人の能力にかかわらず次から次に大きな舞台に上がっていたところがあって。そのへんのことも憂流迦さんに重ね合わせるような印象があのインタビューからはあった気がするんですけど。

憂流迦 どうなんですかね。中邑真輔は中邑真輔なので、ボクはボクなので。そこはべつじゃないですか。被せてるような気もあまりしないけどなあ……。

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