ストライクフォースがズッファに買収されたのは20113月のことであった。買収後、ダン・ヘンダーソン、ニック・ディアス、ビッグフット・シウバといったトップ選手は一本釣りされてUFCに順次移籍していった。ストライクフォースは弱体化していき、ついに20131月のイベントをもってその幕を閉じることとなった。ストライクフォースに最後まで残っていた選手たちの多くは、吸収合併がなければUFCから声がかからなかった「残り物」の選手であるかのように見え、それほど大きな期待感を持ってUFCに迎え入れられたとは、必ずしも言えなかった。

しかし,22日のUFC156でオクタゴンデビューを飾ったストライクフォースの3選手、アイザック・ヴァリー・フラッグ、ボビー・グリーン、タイロン・ウッドリーがそろって勝ち星を挙げたことで、その隠れた実力が一気にクローズアップされることとなった。その後も、ロビー・ローラー、ジョシュ・トムソン、パット・ヒーリーといった選手が鮮烈なアップセット勝利を飾り、ダニエル・コーミエ、(敗れたとはいえ)ギルバート・メレンデスらがさすがの実力を発揮するなど、ここにきて「ストライクフォースの逆襲」が注目されている。

ここまでのストライクフォースファイターのUFC戦績は以下の通りである。