アメリカンプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマはスキャンダル・プロレス爆発!!  CMパンクが帰ってきたです!



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やはりCMパンクは帰ってきた。昨年9月に起きたヤングバックスとケニー・オメガらAEW主流派との楽屋喧嘩騒動から9ヵ月。あの騒動後、番組出場停止処分を受けた当事者たちのうち、ヤングバックスとケニー・オメガは2ヵ月後に番組復帰する。CMパンクは、当日の試合で右上腕筋断裂のケガをしていたこともあり、長期休場を余儀なくされていた。そのあいだ退団するのではないか、引退するのではないかと噂されてきたが、5月31日の番組「ダイナマイト」内において、AEW社長トニー・カーンの口からCMパンク復帰が発表されたのだった。

復帰の舞台は、CMパンクの地元シカゴのユナイテッド・センターで行われる新番組の「コリジョン」。水曜日の「ダイナマイト」(TBS局)、金曜日の「ランペイジ」(TNT局)に続き、6月17日土曜夜8時からTNT局で新たに始まるAEW3番目のテレビ番組だ。

復帰するまでは賛否両論というより、むしろ否定的な声が圧倒的であった。それはCMパンクを巨大なエゴの塊、権力濫用と批判し、忌み嫌うヤングバックスらエリート陣営と、彼らを支持する多数のプロレスファンや一部プロレスメディアが反CMパンク包囲網を張り巡らせていたためでもあった。喧嘩騒動後は、まるで“アベガー”ならぬ“パンクガー”と、CMパンクのやることなすことが非難されてきた。

CMパンクの側近として、喧嘩騒動の当事者でもあり、騒動後に解雇されたエース・スティール(騒動ではケニー・オメガに噛みつくなど武闘派の側面も)が、今年5月にプロデューサーとして復職したことが判明した際も、メディアや支持者らは“パンクガー”と騒ぐ。団体内部でのCMパンクの影響力をけん制することに余念がなかった。
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