ONE Xの青木真也vs秋山成勲、面白かったです! この試合について語った事前テキストも反響があったので、今回はその答え合わせになるんですけど。まず言いたいのは……ボクのところにお叱りの声が届いてるんですけど、ボクは青木真也派ではないですよ!(笑)。
おそらく「秋山成勲とABEMAの虚構を、青木真也がぶち破った」とツイートしたことで、秋山選手の勝利を認めてないと受け取った方がけっこういたのか。Dropkickメルマガの会員ならわかると思いますが、青木選手のことはもう10年近く取材もしてないですし、事前原稿を読めば好き・嫌いの感情で見立ててないことはわかるはずで。「オマエの原稿を読んでねえよ」「だったら紛らわしいツイートをするんじゃない」って言われれば、それまでなんですけど、最近はすぐに「好き・嫌い」に分けがちというか。ここ最近は2人とも熱心にはその動向を追ってないですが、この試合に関しては興味があるという感じですよね。
「秋山成勲とABEMAの虚構を、青木真也がぶち破った」とはどういう意味なのか。
まずABEMAの煽り映像を見て「14年間そこまで因縁の歴史がなくて笑ってしまった」とツイートしたんですが、青木真也が秋山成勲に「虚構野郎」とはよく言ったもので、ABEMAを通すことで青木真也vs秋山成勲自体が虚構的になったように見えたんですよ。
ボクは今回のキービジュアルを見た瞬間、試合当日まで青木真也vs秋山成勲に関しての原稿や映像は見ないように心がけてました。なにしろ「格闘技界最凶の2人、まさかの激突 ずっとお前を殴りたかった」ですからね。ボクが知っている青木真也vs秋山成勲の物語ではないので、何かこの試合に関する見方が崩れるんじゃないかって嫌な予感があったんです。実際にイベント当日は試合の合間に青木真也vs秋山成勲に関する映像がガンガン流れて……もう「これじゃない!」感満載。これぞ虚構でしょう。
でもまあボクも大人ですから「ある程度は仕方ない」っていう感覚はありますよ。「これはちょっとおかしいけども、まあいいか」って擦り合わせることで社会は成り立ってますから。でも、青木真也vs秋山成勲に関してはそれにしても虚構野郎すぎ!! 「因縁がないのにビジネスにする青木真也やABEMAは偉いんじゃないか」という声はあると思いますが、歴史やカルチャーの捉え方と、ビジネスの評価は別の話ですから。
ボクがいくら「この煽りはどうなんですかね」ってブツブツ文句を言ったところで、PPVが売れればビジネス的には正義。でも、売れたからその煽りに何か意義を感じるかといえばノー。そこは分けて考えなきゃいけないときがある。ただし、青木真也vs秋山成勲の背景ってPRIDE活動停止や『やれんのか!大晦日!2007』から振り返られなきゃいけないし、2人のあいだにはとくに因縁のない因縁だから解読は難しかったと思うんですよ。
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