北米MMAを知り尽くした男・水垣偉弥が語るRIZIN東京ドーム(この記事はニコ生配信されたインタビューを構成したものです)
・井上尚弥、那須川天心の拳を守る「バンテージ職人」永末ニック貴之インタビュー
――今日は大いに盛り上がったRIZIN東京ドーム大会を語っていただきたいなと思ってます!
水垣 よろしくおねがいします。
――まず水垣さんがセコンドに付かれた井上直樹選手は凄かったですけど、試合後の謎のフリップ芸は……。
水垣 あれは話すと長くなるんですけど……。
――長くなってもけっこうですので、おねがいします(笑)。
水垣 あれは控室を出るスタンバイ直前に書かされたんですよ(笑)。
――それは水垣さんが?
水垣 はい。頼まれたんですよね。書きながら「このタイミングでこんなことをしてセコンドとして、はたしていいのかな……」って自問自答したという(笑)。 試合に向かう中で何か思い残したことがあるとマズイじゃないですか。
――あのネタ構成もその場で考案したと?
水垣 その場ですね。 なんとなく、うまくまとめなきゃいけないなっていう。
――どういうことなんですか、それ(笑)。もともとこういうプランはあったんですか?
――なにしろ井上選手最大の弱点はマイクですからね(笑)。
水垣 そのときにボクが「カンペとかを書いた方がいいんじゃないの?」っていう話をした記憶はあるんですよ。それっきりの冗談で終わったんですけど、試合当日、会場に向かう車の中で「スケッチブックを持ってきてます」って急に言われて。
――いきなり(笑)。
水垣 で、その話は車の中で終わって、試合直前までなかったんですよ(笑)。
――ハハハハハハハハ!
水垣 スタンバイちょっと前になったところで「スケッチブックどうしますか?」と。 「あれを本当にやるんだ!?」ってテンパりましたね(笑)。
――ひどい話ですけど(笑)、試合前に井上直樹は恐ろしい子ですよ!
水垣 ここ1時間ぐらいで気がついたんですけど、どうやら那須川(天心)選手との流れもあったみたいで。
――井上選手と那須川選手の2人は永末ニックさんのところでパーソナルトレーニングをやってる繋がりがありますね。ツイッターでもこの件で2人がキャッキャッしたやり取りをしてて。
水垣 ボクはそれは知らなかったんですよ。たしかに「カンペを使ったら」とは言ったんですけど。 冗談とはいえ言ったからには、やらきゃいけないのかなと。40歳近いオッサンが1人でテンパってたんですよね。なので、あのフリップは日本の若き天才2人の悪ふざけです(笑)。
――何をされるかわからないから近づきたくないですね(笑)。
水垣 オジサンが遊ばれたわけですよ。 まず字がめっちゃ汚いなって。あの字の汚さは書いてるときのボクのメンタルに免じて見逃してくれないかなって思ってます(笑)。
――これはこれで面白かったんですけど、やるんだったらちゃんと構成を練ってこないと。
水垣 ボクもそう思ったんですよ。あんな冗談がこんなかたちになってしまって、ものすごく責任感を感じました。ボクもただでは転ばなくて、あのスケッチブックに直樹選手のサインをしてもらって YouTube でプレゼントしようかなって。
――こうなったら那須川天心のサインをもらったほうがいいですよ(笑)。
水垣 ああ、それはいいですね(笑)。
――水垣さんが大変な目に遭った話はここまでにして、井上直樹はめちゃくちゃ強いですね。
この続きと、斎藤裕、ボンサイ柔術、菊地成孔☓佐藤大輔、AKIRA、笹原圭一……などの6月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事18本の詰め合わせセット」はコチラ
この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事100円から購入できます!
コメント
コメントを書く