この記事はシバターRIZIN参戦語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)


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RIZINのカード順が発表されまして、こうやって並ぶとかなり豪華ですよね。これでPPVは5000円と安い、というか1万円取ってもいいのかなって思いますよ(笑)。まあ地上波でも流れるので1万円は厳しいかもしれないですけど、オープニングVと各試合の煽りV、そして各選手の入場がカットされないことを考えたらね。地上波では生中継もあるということですけど、おそらくNHK紅白歌合戦がいったん休憩してニュースを流す20時45分の時間帯がRIZINにとっては瞬間最高視聴率を稼ぐポイントなので、そこに誰の試合を持ってくるのか。そこも気になりますね。

カード順の発表で話題を呼んだのは、シバターがしれっと紛れ込んでいることなんですね。なんの前触れもなかったので「いったいどういうことだ!?」と騒ぎになってトレンドワードにもなって。まあ前触れはあったんですけど、あくまでシバターが勝手に参戦すると騒いでいただけでRIZINはスルー気味。

でも、こうなってみると、シバターの劇場もRIZINが噛んでいたということなんでしょうけど、面白いのはRIZINがシバターに乗っからないし、自分たちも煽らないことなんですね。榊原さんが「カード順が決まりました」ってツイートしたけど、シバターには一切触れない不自然さ。そこが面白い。煽らないことで「いったい何が起きてるんだ!?」という煽りになってるんですよ。シバター参戦をミステリーにしている。巨大なクエスチョンを投げかけたわけですね。

いまって格闘技界に限らず、なんでも煽りすぎじゃないですか。YouTubeだツイッターだインスタだってとにかく煽って炎上させる。 大げさでもいいから煽って注目させる。それはニューメディアが使われてるからオルタナっぽいんですが、いまやそれ自体がスタンダートになってる中で、今回のRIZINのやり方はカウンターになっているわけですね。それはRIZINが再開した8月の斎藤裕選手から始まってるように見えるんですね。あの朝倉未来大先生が「やってやりましょうかね」つってんのに「タイミングが合えば」とスカした。あそこから伝染していったというか。

そしてSNSでは「RIZINに◯◯を出せ!」運動が過激に始まったじゃないですか。煽りばかりが目につく時代ということもあって、ああいう押し売りに辟易してる人って、じつはいたと思うんですよね。最近も「オレをRIZINに出せ!」アピールがあちこちで目に付きますけど、そこで何が起きたかというと「RIZINに出せ」どころか、そうやってアピールすることがダサいと言っていたドミネーター選手がピックアップされたり、唐突に五味隆典選手が出てくる。結局その選手が魅力的であるかどうかで、いかようにもできるっていうあたりまえのことを突きつけられた。アピール自体は実は物事を動かさないというか、ぶっちゃけシバターも参戦内定したから「俺を出せ!」って騒ぎ出したわけですし。
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