この記事は五味隆典vs皇治語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)



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皇治選手が五味隆典選手を「火の玉ボーイ」ならぬ「金◯おじさん」呼ばわりしてたRIZINの記者会見に行ってきました。凄いフレーズですよね、「金◯おじさん」(笑)。ボクもおじさんで、金◯を持ってるので「金◯おじさん」なんですけど。

 この放送を聞いてる方々も「金◯おじさん」もしくは「金◯青年」ですよね。その「金◯視聴者」の皆さんにお聞きしますが、1月2日のご自分のツイートを振り返ってみてください。おそらくですけど、「RIZINに続いてほしい!」という感じで嘆いているはずですよね。

その日に何があったのかといえば、大晦日RIZINの視聴率が発表されて、みんな地獄に突き落とされていた(笑)。大晦日興行は格闘技ファン的には大満足する内容だったんですけども、視聴率は大晦日格闘技史上最低。どうすればRIZINは生き残れるのか……ということで「#RIZIN 視聴率補充計画」なるタグをオフィシャルが作りましたけど。あのタグはいったいどこに消えたのでしょうか(笑)。

お正月は「RIZIN頑張れ!」という雰囲気だったのに、2月のRIZIN浜松大会の朝倉未来のカードが発表されると、その対戦相手(ダニエル・サラス)がどうなんだ?と。朝倉選手は中2ヵ月で試合をするのに批判されましたよね。そして4月の地上波にも朝倉未来は出る。4ヵ月で3試合。朝倉未来を使って春のRIZINを乗り切ろうとしたら、その相手としてリストアップされた朴光哲はどうなんだと批判されて。みんなRIZINを応援するけど、出されたものには絶対に文句を言う。やっぱりファンは残酷なんですよ!(笑)。

その4月大会は新型コロナの影響で大会が中止になり、RIZINの経営も不安定。クラファンでなんとか凌いでいくような状況ですよ。そこでまた「RIZIN頑張れ!」というムードになったんですけど、それでもやっぱりカード発表ごとに批判は起こるわけですよね。 何しろあの那須川天心vs皇治にすら文句は出ましたから。みんな贅沢!(笑)。

今回の五味vs皇治にも怒ってる人が多いですけど、 亀田和毅が皇治戦をドタキャンしたお祭りカードの代替えとしてはそこまで悪くないと思うんですよ。よく五味ちゃんがOK したなと。正直、カード編成も土壇場で皇治選手の相手はいませんでしたから。ヘタしたら天心vs皇治の再戦をやるぐらいしか手はなかったんじゃないかなって。

このカードに噛み付いてる選手の中では白鳥(大珠)選手と皇治選手の試合はこの先、見たいんですが、このタイミングかというと微妙で。皇治vs白鳥ってちゃんと磨けば1万人イベントのメインを張れるカードになのに、 ここでやったら埋もれてしまうというか、まだ機は熟してないと思うんですよね。いまだと格闘技ファンしか盛り上がらない。まだ完全に焼けてないのに料理を出しちゃうような感じがします。逆に五味vs皇治は大晦日以外でしか出せないというか。

話はズレますけど、RIZINに「俺を出せ!」ってアピールしている格闘家って多いじゃないですか。ボクがもったいないなと思うのは、誰一人うまいプレゼンができていないことなんです。その選手を出場させれば、RIZINにどんなメリットがあるのかを売り込まなきゃいけないわけですよ。「これだけチケットが売れて、これだけPPVが売れて、スポンサーもついて、こういう展開が生まれて……」。スーパー・ササダンゴ・マシンに頼んで“煽りパワポ”を作ってもらった方がいいんじゃないかと(笑)。自分のファン向けに「俺を出せ!」というツイートをして、リツイートや「いいね」がたくさんついたところとて、 RIZIN運営は動かないと思うんですよね。あと「◯◯を出せ!」系が多くなってるので気にもとめない感じになってるので……。こうなったらみんなで新潟までスーパー・ササダンゴ・マシンに会いに行こう!(笑)。

 会見の五味ちゃんは気だるい態度でしたけど、やる気満々だと思いますよ。コンディションはわからないですけど。体重差のある相手にムキになって言い返したら、カッコ悪いと思ってるんじゃないですか。そこはシャイな五味ちゃんの美学ですよ。五味ちゃんがアンチの多い皇治選手をKOしたら爽快感が大晦日を包み込むでしょう。逆に皇治選手が頑張れば、 皇治軍団は喜び、またアンチが憎しみを燃やすというね(笑)。
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