この記事はMEGA2021を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)
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2月28日の東京ドーム、メイウェザー祭りのイベント名ですが、MEGA2021って名前がストレートすぎますよね。「Dynamite!」とか「DREAM」みたいにわかりやすいメッセージはあるんですけど。
そのMEGA2021の記者会見に行ってきましたけども、主催者と弁護士の方が2名出席、メイウェザーがリモートで登場して。メディアの質問コーナーがなかったんですよ。謎多き団体なんですが、会見翌日にはRIZINの榊原さんが東スポで全面協力を宣言して、対戦相手候補も明言したことで一気にイベントが具体化しています。主催者はRIZIN8月大会のスポンサーにもついていましたし、一時期榊原さんの口癖だった「メガイベント」とイベント名が被ったりして、いろいろと繋がってるわけですよね。
このイベント名にはヒントがひとつあって。MEGA2021ということは来年2021年だけのイベントなのかなと。まあ、そんなことを言ってて DEEP2001は2003年までそのイベント名を名乗ってましたけどね(笑)。 DEEPも来年で30周年です。
2022年には「MEGA2022」と名乗りながら大会を行なうかもしれませんが、そうそうあの男は引っ張り出せないですからメイウェザーありきで継続性があるものではないんじゃないかなと。
ボクはツイッターで「MEGA2021は令和のコロシアム2000」であると言いました。「コロシアム2000」とはヒクソン・グレイシーvs船木誠勝が実現し、テレビ東京で放送された1回きりのイベントです。パンクラスのスポンサーだったセガサミーが冠スポンサーを務めました。
「コロシアム2000」を含めて、これまでマット界を騒がせた単発系メガイベントを区分けすると、こうなります。
2002年の国立競技場「Dynamite!」はK-1とPRIDEの合同イベントでした。これは共同事業型ですね。
同じく2002年の東京ドーム「UFO LEGEND」は、アントニオ猪木さんの団体UFOのスペシャルイベント。プロデューサーは芸能界のドンにして猪木さんの支援者だった川村龍夫会長(当時ケイダッシュ会長)。既存のイベントが突然発展したタイプですね。
2000年の東京ドーム「コロシアム2000」は突然単発型といえます。ヒクソンvs船木を実現する場としての目的がありましたので、今回のMEGA2021に当てはめれば、メイウェザーはヒクソンであり、RIZINはパンクラスということになります。
「コロシアム2000」はパンクラスのライバル団体だったリングスが提供試合を行なったり、ヒクソンを起用した次回大会の構想もあったそうです。MEGA2021が大成功を収めて求心力が高まることで次回大会が実現するかもしれません。ただ、このリングで天心vs武尊が実現するかもしれないと一部で騒ぎになってますが、その根拠は今のところひとつもないんですよね。たとえば那須川天心のメガスポンサーのCygamesや、K-1を放送しているABEMAなりに関与してるならともかくです。それにMEGA2021当日には都内近郊の大会場でRISEの天心vs志郎が予定されていますし、そもそも天心vs武尊はメイウェザーの前座でやるべきカードなのかなあ、と。
天心vs武尊に動くとしてK-1やRISEにどういうアプローチをするのか。K-1やRISEからすれば、虎の子のカードをMEGAサイドに献上するメリットが見えないですから。得体のしれないイベントに預けるなら「Dynamite!」にようにK-1とRISEが共同でやったほうが無難ではありますよね。
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