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7月23日に新宿FACEでDEEP JEWELSを開催するDEEP代表佐伯繁インタビュー。新型コロナウイルスの封じ込めを目的とする緊急事態宣言中は無観客というかたちでもいっさい動きを見せていなかったが、イベント再開に向けてコロナとの戦いを語ってもらった。


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――佐伯さん、ウイズ・コロナの生活はどうですか?

佐伯 ネコがビックリしてますよ。「コイツ、ずっと家にいるな!」って。

――ガハハハハハハ!

佐伯 家にいるしかないからPS4を買ったんですよ。もともと自分は昔にゲーム販売店を3軒経営してたんだけど、店のゲームソフトがすべて自分のものだとべつにやりたくなくなっちゃうんだよね。映画なんかもNetflixみたいな配信でなんでも見放題になると、わざわざレンタル店でDVD借りてきたときと違って、ちょっとでも面白くなかったら途中で見るのをやめてすぐに他のやつを見ちゃうのと同じですよ。

――作品に接する濃度って減ってますよね。

佐伯 あとね、いまのゲームって操作が難しすぎて。グランツーリスモトとバイオハザードとプロレス、サッカーのソフトを買ったんだけど、PCエンジン世代にはあまりにも難しいよね!

――PCエンジンの説明をすると長くなるのでさっそく本題に入りますが、 DEEP JEWELSの7・23新宿FACEは、格闘技界にとっては緊急事態宣言後初の観客動員興行になりますね。  

佐伯 いや、ウチが初じゃないんだけどね。まだこのインタビューを受けた時点では発表されてないけど、7月12日に修斗大阪大会があります。6月の大会が日程と場所が変更になったようです。

――あらま、そうなんですか。

佐伯 まあウチも二転三転してるんですけど、 「こんな感じで再開します」ってことは選手や関係者にはすでに伝えてあるんですよ。DEEP JEWELSは7月末から、DEEPは8月下旬に昼夜興行で再開して9月中旬にも大会があるから、どこに出られますか?と。

――練習や生活の状態に合わせて出たい大会を選べるわけですね。 

佐伯 そもそも7月23日のDEEP JEWELS は無観客でもやろうと思ってたんですよ。 前に『ゴング格闘技』のインタビューで今の時期は医療危機を考えて「無観客でもやらない」って言って、そのときにいろんな意見があったけど。 

――佐伯さんが何かいうと、いろんな意見が飛んできますね。

佐伯 ケガをする確率の高いスポーツをやっていいものかという迷いがあった。格闘技はどんなスポーツよりもコンタクトスポーツだからね。 

――ラグビーのスクラムが制限されるみたいな話もあるくらいのご時世ですからね。

佐伯 実際に知り合いのドクターもコロナの影響で大変だったんですよ。コッチからの連絡にもなかなか出られないみたいな感じで。こんなときに試合でケガした選手が病院に行く可能性がある格闘技興行をやるべきなのかと。大ケガをしても病院をたらい回しされてしまう場合だってありえるかもしれません。実際にコロナの影響で手術が延期になった方もいるようですよ。

――佐々木憂流迦選手もアゴの手術が延期になってますし、4月のRIZIN横浜大会が中止になった理由のひとつに、リングドクターの協力が得られないこともあったそうですね。

佐伯 もともと自分は体調が悪いじゃないですか。糖尿病だったりするし、まあそこは不摂生が原因なんで自己責任なんだけどお。

――佐伯さん、長生きしてください。

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