不定期更新「ジャン斉藤のMahjong Martial Artas」――今回のテーマは続・タイソン騒動…クリス・ジェリコと乱闘、ヴァンダレイ・シウバは反ANTIFAを叫び、交通事故に遭うです!
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53歳とは思えないド迫力ミット打ちが世界を震撼させた元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン。ヘビー級史上最強の呼び声も高いタイソンはエキシビジョンマッチでの復帰を明言。その相手として、宿敵イベンダー・ホリフィールドとの3度目の対戦が囁かれる中、タイソンは意外な行動で世界をふたたび騒がせた。新興プロレス団体AEWのリングでクリス・ジェリコ相手に大乱闘をやらかしたのだ。
まずタイソンは5月23日(現地時間)に放送されたAEW『Double or Nothing』において、コーディーvsランス・アーチャーのTNT王座初代チャンピオン決定戦のベルト贈呈人と登場。その試合に介入を図ろうとした往年の怪奇レスラー、ジェイク・“ザ・スネーク”・ロバーツ(ランス・アーチャーのマネージャー役)にタイソンは臨戦態勢で睨みをきかした。奇しくもタイソンとロバーツは、ボクシング界とプロレス界で転落ドラマの光と影をもっとも感じさせる2人の遭遇だった。
タイソンは続いて5月27日に放送された『AEW・Dynamite』に登場。クリス・ジェリコが占拠するリングに現れたタイソンの周りは、MMAファンなら度肝を抜くメンツで固められていた。元UFCライトヘビー級王者ビクトー・ベウフォート、元UFCライトヘビー級王者ラシャド・エヴァンス、そして先日MMAを引退宣言をしたばかりのヘンリー・セフード……。MMAのスターたちを引き連れたタイソンは、なんの意味もなくジェリコと顔を合わせたわけではない。この2人には因縁があった。
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