アフリカ系アメリカ人の黒人差別の撤廃を訴えたマーティン・ルーサー・キング牧師の有名な演説。あれから56年経った昨年10月にWWEでは人種差別問題が起こっていた。当時NXTに所属していたジョーダン・マイルズ(現ACH)が、自身の新作Tシャツが黒人を差別、侮辱するデザインだったとして、ビンス・マクマホンとHHHを批判した。そのデザインは、黒地のボディに赤い舌の様なものが描かれ、そこに白い字でJORDAN MYLESと書かれており、まるで黒人が舌を出している様に見え、黒人を馬鹿にした黒人差別とも捉えられるデザインだった。
奇しくも同じ日、2020年4月3日の裏レッスルマニア(レッスルマニア・ウイーク)にて、「For The Culture フォー・ザ・カルチャー」という大会が開催されるという発表があった。これは黒人選手だけが参戦するという、歴史的にも画期的な大会である。
この大会の主催者役に選ばれたのは、デビューして4年、25歳の若手黒人レスラー、AJグレイ。昨年あたりから米中西部地区で頭角を現してきており、将来を有望視されている選手である。AJグレイのほか、この「フォー・ザ・カルチャー」大会に参戦が発表されているのは、2コールド・スコーピオやジョディ・フレイッシュらのベテランや元WWEのクライム・タイム、そして、リー・モリアーティ、クリスチャン・カサノバ、クリス・ベイら新進気鋭の若手、フェイ・ジャクソン、マーティ・ベルらの女子選手が、キャリア、性別に関係なく、“肌の色”で選ばれた。
この続きと、IGF旗揚げ戦、中嶋勝彦vs鈴木秀樹、中西学引退、RIZINカメラマン…などの3月更新記事が550円(税込み)でまとめて読める「9万字・記事18本の詰め合わせセット」はコチラ
この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事90円から購入できます!
コメント
コメントを書く(ID:77772792)
CZW で The REP(ネイト・カーターとディブ・マッコール)に会った際、2人とも日本から来た私を大歓迎してくれました。
それには「自分達のプロレスが日本人にも届いている」という感動もあったのでは、と想像しています。
裏を返せば「日本に呼ばれるレスラーは白人ばかり」という事なのかも知れません。
(ID:3074177)
ネット配信などで世界中のプロレスファンが観られる大会だといいですね。