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【衝撃の日本襲来!】血と狂気のGCWを語ろう!■吉野恵悟レフェリー×タカ中山

2019/09/19 11:35 投稿

コメント:2

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タカ中山氏と吉野恵悟レフェリー

GCW中毒者が続々と発症中! 噂のアメリカのプロレス団体『GCW (Game Changer Wrestling ゲーム・チェンジャー・レスリング)』が新木場1stRINGで2日間に渡って日本公演を開催。動画撮影オッケーということもあってSNSで血と狂気が飛び散る衝撃的な試合をご覧になった方も多いのではないだろうか。興奮さめやらぬ中、同大会にレフェリーとして参加した吉野恵悟氏と、DropkickメルマガでGCWのヤバさを伝えてきたタカ中山氏にGCW日本公演を熱く振り返ってもらった。



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――
新木場1stsRINGで2日間開催された日本大会のレフェリーを務めた吉野さんと、DropkickメルマガでGCWの関連記事を執筆していた中山さんに、今回のGCWの衝撃について語っていただきたいと思います。

吉野 凄い2日間でしたね(笑)。

中山
 ホント凄かったです。私がこれまで見た興行の中で一番と言っていいかもしれません。“GCWロス”になってますよね。

吉野
 ボクもいろんな団体で仕事をしてるので、お客さんの顧客満足度なんかを気にしてるんですけど、今回のGCWは間違いなく高かったなって。 ボクは今年4月のレッスルマニアウィークのときにGCWのジョーイ・ジャネラがやっていた『スプリングブレイク』という大会に関わって、それがGCWとの初めての遭遇だったんですが、あのときも衝撃を受けましたよね。「なんだ、このイカれた集団は!?」って(笑)。


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中山
 裏レッスルマニアの中でGCWグループは1日に2~3回興行をやってましたね。深夜にも興行をやったり。

吉野
 ニュージャージーのホワイトイーグルホールというコンサート会場でたしか4日間で11興行やってたんですよ(笑)。中にはずっと張り付いてる熱狂的なGCWファンがいて。エアビーアンドビー(民泊サービスシステム)で会場近くの家を借りて、そこで仮眠を取ってシャワーを浴びてきたり。

中山
 GCWはそれだけファンの求心力がある団体ってことですね。

吉野
 アメリカにはWWEを筆頭に素晴らしい団体がたくさんありますけど、GCWが生活の一部になってるファンがいるなって。今回の日本大会が凄かったことで、日本にもそういう層が増えたことは間違いないですね。

中山
 正直、今回日本大会をやるまではGCWの存在ってほとんど知られてなかったですからね。葛西(純)選手や竹田(誠志)選手が出るからってことで、チケットを買ったファンも多かったと思うんです。

吉野
 葛西選手も出るし、葛西選手自身もGCWを楽しみにしてみるから行ってみようか……ってノリで見に来たFREEDOMSのファンが完全にGCW中毒になってる。

中山
 アメリカのデスマッチといえば、大日本プロレスと提携していたCZWが有名ですけど、アメリカではGCWはもうCZWを追い抜いていて。今回の興行で日本でもその印象を植え付けましたね。

吉野
 日本のキャパシティを作りましたよね。 

――
GCWの中毒性はどこにあるんですか?

吉野
 バックヤードスタイルの団体はアメリカに点在してるんですけど、GCWの場合はやることがきちんとしてるってことですね。メジャーに近いインディーというか、団体としてしっかりしてるんですよね。オーナーのブレット(・ローダーデール)ってもともとWWEの社員だったんですよね。だからハチャメチャに見えて、じつはプロレス団体としてしっかりしてるんです。

――
ただ危ないデスマッチをやってるだけじゃないんですね。

吉野
 違いますね。危ないことだけやってる団体ってたくさんありますけど。

中山
 GCWはデスマッチ以外にも面白い試合はたくさんありますからね。

吉野
 そうなんですよね。GCWでしか見られない面白い試合が多いのかなっていう気はしますね。

中山
 いまAEWに出ているジョーイ・ジャネラやマルコ・スタントなんかはGCWが発掘してきてますからね。AEWの登竜門的な位置にもなりかけてますよね。

吉野
 たしかにAEWのロースターってGCWで名を挙げた選手が多いですよね。わかりやすい言い方をすると、GCWって初期FMWみたいなイメージ。 初期FMWはデスマッチが売りでしたけど、それだけじゃなかったですよね。

中山 いわゆる「おもちゃ箱をひっくり返したプロレス」ですね。

吉野 そのイメージです。ボクのプロレスの入り口はFMWだったこともあって、GCWを見てると凄く楽しいんですよ。

中山
 GCWで活躍している選手たちは子供の頃からFMWやW★INGのビデオを見て育ってるんですよね。

吉野 ジョーイ・ジャネラがプロレスラーを志したきっかけは、サスケ会長と大仁田(厚)さんが安比高原でやったノーロープ有刺鉄線電流爆破地雷ボードデスマッチ。あの試合をビデオを見て衝撃を受けてプロレスラーになったんですよね。

中山 ジャネラが「サスケが死んでしまった!」って友達に言いまくったやつですね(笑)。

吉野
 ジャネラは去年ニューオリンズでサスケさんとシングルマッチをやったんですよね。最近AEWでもサスケ会長ばりに樽を使った自爆ムーブをやったり、「この人は何をしてるんだろう??」とみんな興味が湧いてくるというか。ジャネラは今回FREEDOMSの広島大会にも出たんですけど、地方では無名じゃないですか。 日本人とのタッグマッチだったから「これはジャネラはシンドイかな……」と思っていたら、最終的に日本人選手よりも人気がありましたからね(笑)。

中山
 やっぱり AEWに引っ張りあげられる選手ですからね。華があるというか。

吉野
 「あの人、面白いし、かっこいい」って何か目に入ってくるんでしょうね。

中山
 今回のGCWは女性ファンが多かったですね。アメリカでは考えられないです。選手と一緒で荒っぽい男たちが会場にくるんですけど(笑)。

吉野
 アメリカは野郎のファンばっかですもんね(笑)。日本の場合は葛西さんの自主興行とかも女性のファンが多いですから。デスマッチにかっこよさを求める女性が多いってことですね。 
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コメント

GCWが本領発揮できるとなると、やっぱり、火が使えないとダメなんだけど。
日本の中で、火気 OK で、ある程度キャパのある会場ってあるの?

No.1 62ヶ月前

文中、サスケvs大仁田は安比高原じゃなく滝沢村産業文化センター、という訂正をいれておきたいどうでもいいが

No.2 61ヶ月前
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