多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは堀口恭司の適正階級はフライ級なのか?です!!(ニコ生配信されたものを編集したものです)


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――堀口恭司選手が敗れるという波乱が起きたRIZIN愛知大会ですが、シュウさんはもう東京に戻ってるんですね(配信収録はRIZIN18の翌日)。

シュウ 最終の新幹線で東京に帰ってきました。じつは明日朝の飛行機で自宅があるニューヨークに戻らなきゃいけないんですよ。そして5日間滞在したあとに魅津希ちゃんと一緒に中国の深センに向かいます。 

――
中国・深センでUFCデビューする魅津希選手はシュウさんがマネジメントされてますもんね。しかし、「日本→NY→中国」って大変ですね!(笑)。

シュウ
 日本から深センに行ったほうが楽なんですけど、どうしてもニューヨークに戻らなきゃいけない事情がありまして(苦笑)。

――
ボクなんかは「世界中を旅できて羨ましいなあ……」と思っちゃうんですけども、実際はそうでもなさそうですね。

シュウ
 ホントにそうなんですよ。遊びに行ってるわけじゃないですし、現地では選手のケアをしているか、ホテルの部屋にこもって仕事してますからね。岡見(勇信)選手がONEのマニラ大会に出たときなんて、5日間滞在してフィリピン料理を1回しか食べなかったですから。あとは現地のコンビニで何かを買ってきて食べたり。

――
情緒がまるでない(笑)。さて、今回のRIZINなんですが、先ほどにも触れたように堀口選手が朝倉海選手に敗れてしまいました。

シュウ
 これは本当にビックリですよねぇ。これはもう誰もが朝倉兄弟を認めざるをえないと思いますね。正直、朝倉海選手はマネル・ケイプ以外はそこまで実績のある選手を倒してきたわけじゃなかったですよね。そのケイプ戦も微妙な判定勝利でしたけど、そんなことを吹き飛ばすくらいの快勝ですよね。

――
堀口選手の敗戦は北米ではどのように報じられているんですか?

シュウ
 北米でもビッグアップセットとして扱われてるんですけども、 多くの関係者が口を揃えているのは堀口選手はフライ級の選手だよねっていうことなんです。UFCのフライ級ではデメトリアス・ジョンソンに挑戦するまでいきましたけど、彼らから見た堀口選手はフライ級。「UFCのバンタム級でヘンリー・セフードやマルロン・モラエスたちと戦ったらどうなるんだろう?」という期待感は北米にもありましたけど、今回の試合内容を見ちゃうと堀口選手は背丈的にバンタム級は厳しいんじゃないか……と思っちゃいましたよね。 

――
バンタム級でも全然通用するけど、より本領を発揮するのはフライ級ではないかと。こうやって絶対王者を許さないのが現代MMAの新陳代謝ですね。

シュウ
 UFCも生き残りゲームで、再契約にたどり着くのは5割以下ですからね、基本的に。 絶対王者は生まれにくいですし、強くて人気のあるチャンピオンはそんなに試合をしなくなりますし。

――
堀口選手はRIZINで連戦続きでしたけど、今回の敗戦にその影響はあると思いますか?

シュウ
 堀口選手は試合を頻繁にやってるなあとは思ってました。試合をすることで試合勘が持続することはありますから、結果や内容によりけりですよね。簡単に勝っていたらそんなにダメージはないですし、3ラウンド判定になるようなせめぎ合いの試合が続くようであれば、年間3試合ぐらいが限度かなとは思いますし。やっぱりMMAファイターは試合が終わったら、次の試合に向けて新しい技術を身につけたり、反省点を探し出すという検証期間は必要だと思うんですよ。そのあとに6~8週間のファイトキャンプに入る。そうなると年間で3~4試合ぐらいがいいペースなんじゃないかとは思いますよね。

――
セフードなんかも打撃に空手っぽい動きを取り入れたりして、微妙にスタイルを変えてきてますもんね。
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