画像はローズ・ナマユナスの最新インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/rosenamajunas/?hl=ja
Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは壮絶過去の天才ファイター、ローズ・ナマユナスは、本当に引退してしまうのか?です!!
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日本時間5月12日(日)に開催されたUFC 237のメインイベントでは、王者ローズ・ナマユナスが挑戦者ジェシカ・アンドラージを迎え撃つUFC女子ストロー級タイトルマッチが行われ、第2ラウンド2分58秒、アンドラージがパイルドライバー風のスラムによりナマユナスをノックアウト、新王者に輝いた。
この試合で勝って防衛に成功すれば、新ヒロインとして大きくプッシュされる計画もあったとされるナマユナスは、一発逆転のKOを食らってしまうまで、過去最高といってもいいほどの、自信に満ちあふれたパフォーマンスを披露していた。まるでマタドールのようにアンドラージの突進力をかわしつつ、挑戦者を上回るゲームプランと、キレがあって正確な打撃で挑戦者を着実に削っていた。英語版PPV中継解説者のドミニク・クルーズとダニエル・コーミエは、こんなペースで打撃をもらい続ければ、アンドラージはそんなに長くは持たないと声をそろえた。メンタル面で問題を抱えているというナマユナスのバックストーリーを踏まえて見ていると、胸が熱くなるような堂々の試合ぶりだったのだ。
「こんなことをいうとジェシカに失礼だと思うし、ケチをつける意図はないんだけど、でもあの勝利はまぐれだよ。ああいうことは普通は起きない。一般に、選手は頭から落ちて失神することはない。リマッチをすればジェシカが勝てないとは言わないが、これまでの1ラウンド半を見る限り、ローズが有利だと思う」
- マイケル・ビスピンのポッドキャスト『Believe You Me』より
万端の準備と完璧な試合運びが、窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)むような一撃で逆転され、本人もさぞ納得がいかないのではないか、そう思って試合後の表情を見ていたら、ナマユナスはうっすらと微笑(ほほえ)みすら浮かべながら、「これで肩の荷が下りた」と語ったのだ。
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