Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「北米PPV市場ははからずもUFCが独占へ:その背景を追う」です!!
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先週紹介した通り、ボクシング界のペイ・パー・ビュー(PPV)スター、カネロ・アルバレスがDAZNと独占契約を結んだことにより、ボクシング界では今のところ、PPVで稼げる選手が不在となっている。実際、ボクシングのメジャーPPV大会数は、2006年の10大会から、2018年には2大会にまでに減っている。2019年には「フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ2」がある程度の成功を収めるかもしれないが、だからといってPPVの未来が安泰であるとはいえない。
WWEはいまでもPPVを廃止したわけではないが、すべてのコンテンツをWWE Networkで配信していることから、その売上は大会あたり25,000件程度にとどまっている(レッスルマニアのみ、10万件程度売れている)。
そんな中で、PPVビジネスの”ラストマン・スタンディング”となった米PPV市場でのUFCの影響力は、ますます巨大化しているようだ。
これまでUFCのPPV売上は、UFCと、ケーブルや衛星放送のプロバイダーとの間で50:50の割合で折半されていた。実際、2001年にUFCがPPV事業を始めた頃には、放送事業者の方が立場が強く、売上の取り分は40:60でプロバイダーの方が多くを得ていた。やがてUFCの人気が高まってくるにつれ、その比率は50:50で落ち着くようになった。
ところが現在、UFCが各放送事業者と交渉している新しい契約では、売上配分を70:30でUFCが多く取ることが定められているのだという。<続きは会員ページへ>
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