Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはメイウェザーも困惑? PPVは死んだか!? 米国ボクシング放送配信事情が大激変」です!
 


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2017年末をもって、7年間続いたUFCとFoxの放映権契約が終了し、UFCはいよいよESPN時代に突入、米国ではストリーミングサービスESPN+での配信が始まる。WWEも今年は新たにFoxとのテレビ放映権契約を締結、従来とは異次元の放映権収入を得ることとなる。

配信事業者の参入、スポーツコンテンツの需要の高まりといったこうした動向は、ボクシングの世界にあっても例外ではない。米国では長年にわたり、ボクシングといえば有料ケーブルチャンネルHBO、Showtimeが独占的に中継を行っていた。定期戦を通常枠で放送しつつ、ビッグマッチはPPVで行われることが一つの形となっていた。

しかし今年後半から、DAZN、ESPN/ESPN+、Fox/Fox Sports 1といった媒体が大盤振る舞いをしながら続々とボクシング中継に参入、他方でこれまで45年間にわたってボクシング中継の雄として君臨してきたHBOが9月27日、ボクシングからの撤退を表明するなど、ボクシング中継のメディア環境が大きく変わりつつあるのだ。

1973年のジョージ・フォアマン対ジョー・フレイジャーを皮切りに、タイソンやデラホーヤのPPVを売りまくってきたHBOだが、2013年にはフロイド・メイウェザーの契約をShowtimeに奪われ、昨年にはTop RankがESPNに鞍(くら)替えするなど、すっかり落日に。近年のボクシング年間予算は、全盛期の10分の1水準の2,000万~3,000万ドルに落ち込んでいた。


Top Rank Promotionsのボブ・アラム会長は次のように述べている。
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