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ラスベガスに進出したQUINTET! 今回は主審を務めた中井祐樹先生にその面白さをまたまた語っていただきました〜!!



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中井先生、今日はQUINTETのラスベガス大会について聞かせてください。

中井 わかりました。今回のQUINTETはAbematTVの中継がなく解説の仕事がなかったので、ワンマッチの主審をやったりしたんですね。大会翌日にラスベガスでマクレガーvsヌルマゴがあったんじゃないですか。「こんな機会はなかなかない」ってことで、30万円のチケットを買って見に行った関係者もいましたね(笑)。どんな席かはわからないですけど。

――さ、さ、さ、30万円!! ビッグカードということで高騰したんですねぇ。

中井 そんなわけでラスベガスはUFC一色でしたよ。QUINTETの会場はホテルと隣接していたオーリンズアリーナというところで。詳しくはわからないですけど、UFCの関係で会場を借りたんじゃないすかね。QUINTETはいつもUFCファイトパスで中継してますし、元UFC女子王者のミーシャ・テイトさんがコメンテーターだったりしましたね。

――ラスベガスってヨソモノだと自由が効かないって聞きますね。

中井 お客さんは満員ではなかったんですけど、まあこんなものなかなって。ファイトパス中継はUFC以外だと過去最高の視聴者数って聞いてますね。評価が上がったことで来年も北米で何大会かやるようですが、ヨーロッパでもやっていきたいなという話で。

――ラスベガス大会自体にはどんな印象がありましたか?

中井 あのジョシュ・バーネットが取られるという凄いシーンを見れましたよね。そしてヴィトー“シャオリン”ヒベイロが2回も獲られた。アラフォーだから仕方ないんですけど、新世代に簡単にやられちゃう。時代が変わった瞬間を目撃できたなって。

――ジョシュやシャオリンですら、グラップリングの専門家には到底敵わないという。

中井 彼らも弱くはないのに、完全に何もできなかった。バックチョークで極まったのは試合は全部パターンが同じで。ジョン・ダナハーが編み出したシステムなんですよ。

――多くのMMAファイターやグラップラーが信仰するジョン・ダナハーですね。

中井 みんなが使うくらいだから、そのシステムの対策はしてると思うんですよ。でも、みんな普通に極めちゃう。サブミッションオンリーで獲る技術がどんどん進歩してて、海外の選手たちはハンパないレベルになってます。こういう言い方をすると怒られるかもしれないですけど、いまの日本は取り残されてるというか、ヤバイ状況に陥ってますね。

――男子MMAは言うに及ばず、女子MMAも取り残されている感が出てきた日本格闘技界でしたが、グラップリングも……。

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