多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマはUFC日本大会は2020年の東京オリンピックイヤー!!です!



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――前回の放送でUFC日本再上陸の話に触れてましたけど、WOWOWの中継が復活しましたね。

シュウ 発表されましたね。昨年の話ですけど、UFCって経営陣が変わったじゃないですか。UFCからすればアジアは進出したいエリアの一つではあると思うので、現実に目覚めたんじゃないですかね(笑)。

――「現実に目覚めた」(笑)。以前WOWOWがUFC中継から撤退したのは、UFCの放映権料がバカ高くなったことが理由と言われてますね。

シュウ UFCが求めてるような価値は今の日本にはなかったと。つい最近までUFCには面白いポリシーがあって。それは放映権料に関わらず、何か契約更新する際は前回の金額より上回らなければならない……という社内ルールがあったんですよ。

――安売りしないってことですね。

シュウ でも、それって確固たるデータを基に要求するものじゃないですか。「去年より視聴率がよかった」とか「これだけのリターンがあります」とか。なんの材料がなくても「前の契約より高くないとダメ!」という社内ルールなので。

――ブラック企業の営業っぽいですね、それ(笑)。

シュウ そのやり方によってUFCから離れてしまったスポンサー企業もあるんですよね。 あと、UFCでは会場の売店でその大会に出場した全選手がサインしたポスターが売り出されるんですけど、今まではナンバーシリーズだろうかFight Night大会だろうが、最低でもだいたい400ドルはしたんですよ。けど、これもFight Night大会は200〜300ドルに下がりましたからね。そういった細かい部分まで見ていくと、やはり新しいオーナーになって少しずつ変わったんだなあという印象は現場に行くたびに実感します。

――今回放送が復活したのは、UFCとWOWOWの金額が折り合った……ということなんですね。

シュウ 明らかにそういうことですよね。WOWOWとしてもUFCはコンテンツとして魅力がありますし。UFCも再来年の東京オリンピックの年に開催する日本大会に向けて、来年2019年は地盤固めをしていくと。

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