Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「アメリカMMAサイトでRIZINが報道されない理由 / ジョン・ジョーンズいきなり怪気炎」です!
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堀口対那須川の一戦が話題を呼び、また期せずして山本“KID”徳郁の追悼大会ともなったRIZIN.13。ただ米MMAメディアでは例によって、淡々と試合結果を伝える報道が見られた程度で、これといった話題になっていない。中には、ボブ・サップ対大砂嵐の第3ラウンドで、両者がガス欠を起こして立ちすくんでいる30秒程度のシーンだけを切り取って、「Oh My God」などとキャプションをつけたTweetだけで済ませる記者も現れる始末である。そのシーンだけで大会を語るというのは、興味が薄いというより、悪質というべきだろう。
そんな中で個人的には、Luke Thomas記者のTwitter上での議論が興味を引いた。きっかけは、ある(おそらく)アメリカ人ファンの次のようなTweetだった。
MMAニュースサイトが今夜のRIZINを全く報じていないのは驚くべきことだ。カードは充実しているし、観客数はほとんどのUFCイベントより多い。一体どうしたというんだ?
これに対しThomas記者はこう返している。
1. JMMAを報じてもROI(投資収益)がゼロである(メリットが何もない、という意味)
2. JMMAについては英語で海外メディアに発信する現地記者が極めて少ない(もっともこのことはかつては問題ではなかったのだが)
3. ブラジルと違い、多くの主要MMAサイトは日本に通信員を持っていない。
4. 長年にわたって影響力が低下しているので、関心も低下している。
これに対して別のファンが次のように問いかける。
JMMA全般については指摘の通りだとしても、RIZINは少し違うのではないか。日本でメインストリームのビッグカードだし、アメリカのファンにも無関係とはいえない。デミトリアス・ジョンソンのことを報じる以上、グーチ(アメリカのMMAファンが好んで使う堀口の愛称である)がアジアで戦っているというだけで無視することはできない。
Thomas記者の返信はこうだ。
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