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修斗や戦極で頂点に立ち、日本人軽量級の雄としてUFCにも出撃した日沖発インタビュー。キャリア20年という超ベテランの域に達している日沖に8月12日のRIZIN愛知大会出場の意気込みを聞いた。


日沖発のジム「stArt JAPAN MMA jiu-jitsu & Fitness」
https://www.startmma.com/
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――日沖さんが名古屋でジムを開いてだいぶ経ちますよね。

日沖 ここでジムを開いて1年3ヵ月ですね。

――ジム経営は慣れましたか。

日沖 まあボチボチですね。凄く儲かってるというわけではないですけど(苦笑)、ちょっとずつですね。

――最近の名古屋は景気がいい……みたいな話は聞いたんですね。

日沖 へえ、そうなんですか。それは大きな企業の話じゃないですかね。トヨタ系とか。

――ああ、なるほど。

日沖 たしかに名古屋駅の周辺には新しい商業施設がたくさんできてるんですけど。そのうちボクらにも還元されるかもしれないですね(笑)。

――名古屋の景気がいいから……という理由で開催されるかどうかはわからないですが、8月12日に名古屋でRIZINがあります。この大会で日沖さんはRIZIN初出場になりますが、以前からRIZINとお話はされていたんですか?

日沖 というわけでもないですね。まあ地元の大会だからじゃないですかね。やっぱり地元系の選手を集めたいというところがあるんじゃないですか。

――日沖選手最後の試合は昨年10月パンクラスの高谷裕之戦ですが、今後のプランはどう考えていたんですか?

日沖 しばらく試合は考えてなかったですね。しばらく休んでから試合はしたかったところはあったんです。

――パンクラスで2試合連続で早い時間でKOされてしまって……。

日沖 プロデビューしてもう20年近くやってますし、打ち合いみたいな試合はしてはいけないんだろうなっていう。いまはジムの指導が忙しかったところもあるので、RIZINさんのオファーに即答はしてないんですよね。「どうしようかな……」と。自分のキャリアはあと少しなので、ちょっと慎重になっていたというか……。

――残り少ない現役生活をどう戦っていくのか……ということですね。

日沖 そうですね。自分が納得できるかたちで試合はしたいので、どんなオファーでもちょっと慎重になってるところはありましたね。

――そんな中、RIZIN出場の決め手になったのはなんですか?

日沖 いろいろありますけど、名古屋でできる試合はこれが最後なんじゃないかな……ってことですね。ずっと海外と東京だけだったんで、実際10年以上名古屋では試合をやってないんです。地元であれば、ジムの子たちも見にきやすいと思うので。東京に来られないとなれば、ジムの子たちの前で試合ができるチャンスは、これが最後じゃないかなって。 

――そこは地元に根を張る立場だからこその動機ですね。対戦相手の朝倉未来選手にはどんなイメージがありますか?

日沖 試合が決まってから研究を始めましたけど、腰も強くて天性の身体の強さと、打撃の当て感がありますよね。成績以上に強いんじゃないかなって思います。

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――時の刻みは誰にでも平等といえ、日沖選手にはずっと若いイメージがあったので20年という数字はビックリですね(笑)。

日沖 ハハハハハハ。格闘技を始めたのは15歳のときで、プロデビューしたのが19歳のときですからね。同期というか同じアマ修斗世代はみんな引退して指導者をやってたりしてますね。20年もやっていれば、それはいろいろありましたよねぇ。普通の選手よりも長いキャリアだとは思うので、いいときもあれば、悪いときもありましたし。


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