格闘技ライターの橋本宗洋氏をゲストに配信されたDropkickニコ生配信。その一部を再構成してお送りいたします!テーマは小比類巻貴之、山中vsネリ、ターザン山本、ミルコ…です!(聞き手/ジャン斉藤)
――新生K−1が告発した小比類巻貴之氏の横領問題ですが、小比類巻側が反論文を出しました。
橋本 これはもう受け取り方次第になっちゃうよね。K−1恵比寿の選手側の主張もあるでしょ。で、コヒはコヒで今回の反論文でお金に関しての説明もしている。俺らには細い契約内容を知らないから、どっちが正しいかなんてわからないよね。
――小比類巻氏の知り合いの方で恵比寿ジムに通ってた方が書いた「小比類巻道場のこと」(https://note.mu/taejun/n/n66394de9854d)を読んだんですけど。
橋本 あー、読んだよ。
――「ある程度バイアスがかかってしまいますが」とあるんですが、ある程度ところのバイアスじゃないんですよ。小比類巻氏を擁護した挙句、返す刀で選手を批判している。こうやって感情的にたたみかけれると「小比類巻側が悪いんじゃないかな……」って思っちゃったくらいで(笑)。
橋本 結局それはそれで一方の意見だもんね。ホントどうなってるのかわからないよね。
――同じようにトライハードジムと新生K-1側の騒動もよくわかんないですね(この配信はトライハードジム記者会見の前に収録されたものです)。どちらかを悪者にしたい向きはあるかもしれませんが、明らかになってないことが多くて。
橋本 俺は格闘技の仕事もしてるし、格闘技が好きだから「どっちもどっちでしょ」なんて言うつもりはないし、一番言いたいことは選手のキャリアを大事にしてほしいってことだよね。コヒだって今後のキャリアがかかってる。
――新生K-1は立て続けにこういう事件が起きちゃいましたね。
橋本 新生K-1旗揚げのときに「100年続くK-1が目標」と言ってたわけだから、いまのうちにハッキリさせて直すところがあるなら直さないと、もっと大きな問題になりかねないから。逆にこれが正常化なんだってことなのかもしれないけどね、K-1にしたら。
――以前から天心vs武尊実現についてファンの間で騒ぎになってるじゃないですか。新生K−1がこの件についてわざわざ発信する義務はないんですけど、リアクションが薄いせいもあって新生K-1が閉鎖的に見えてしまってるのが残念ですよね。最近レスリングや相撲でも内部告発が続いてますから、組織のあり方が問われる風潮もありますし。
橋本 本当に問題があったらきちんと解決したほうがいいと思うけど、その流れの中でイメージだけでいろいろと言っちゃうのも無責任だから。イメージだけで言うのはマスコミの仕事ではないからね。
――視聴者から「K−1オフィシャルジムに上納金はあるんですか?」という質問がありますが、そんなこと知るわけない(笑)。
橋本 どういう契約なのかわからないから、なんとも言えないんですよ。
――実際にK−1オフィシャルジムを運営してみないとわからないですよね。俺が実際にやってみればいいのか、「K-1 GYM Dropkick」を。「ああ、こんなシステムなんだ」みたいな(笑)。
橋本 そうだよ(笑)。
――そもそも認可されないと思います(笑)。あくまでも個人的な考えですけど、厳しいジム運営条件を課して潰れてもらってもK−1側は困るでしょ。
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