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ゼロゼロ年代のレフェリング論――島田裕二の『島田は見た!』■Dropkick読書会

2018/03/03 15:30 投稿

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Dropkickのプロレス格闘技本読書会!!  今回取り上げる本は島田裕二の『島田は見た!』です。この記事はDropkickニコ生配信で語られた『プライド』の感想を再編集・加筆したものです(語り・ジャン斉藤)





今日は「強きを助け、弱きを挫く」レフェリングという評判の島田裕二さんの本『島田は見た!』(東邦出版)を取り上げたいと思います(笑)。まずこの本はね、帯が凄いんです。

「私は間違っているのか 名物レフェリーの視点で書かれた格闘技界 プロレスPRDEK−1を島田はこう見る! 自身の歩みも赤裸々に綴った意欲的な処女作」

いきなり「私は間違っているのか」と強めに打ち出していて、いかにも賛否両論の島田さんらしい帯ではあるんですけど、この本って2001年の12月に発売されてるんですよ。総合格闘技が世間にガッと出ていく前、大晦日の格闘技興行が始まる前ですからね。世間に悪名が轟く前から、島田さんの評判が悪かったという証の帯なんですよ(笑)。

いま「評判が悪い」と言いましたけど、どんなレフェリーでもミスは起きてしまうんですよね。できてあたりまえ、完璧が求められる世界。島田さんだけがミスをしていたわけではないんですけど、島田さんのレフェリングは何かしら意図が見えてしまうんですね。単なるミスなんじゃなくて、確信犯でよけいなことをやってるんじゃないか。主催者にとって都合のいいレフェリングをしてるんじゃないか? と企みを感じてしまっていたんですね。

たとえば桜庭和志vs秋山成勲のヌルヌル事件のときも、レフェリーが何か企んでいたんじゃないかと陰謀論がありましたけども、谷川貞治さんが桜庭和志vs秋山成勲の件についてツイートしてましたね。前回のこのコーナーで「谷川さんは自分のことを都合よく見せる天才だ」と言いましたけど、まさしくこのツイートなんですよ!(笑)。

「貴乃花親方の特番を見ていて思い出すのは、大晦日のヌルヌル事件。あの時、もしかしたらサクちゃんをなだめて内々で隠蔽できたかもしれないけど、性格的にこれは全て明らかにしようと調査して全て公表。でも、僕の場合はそれで袋叩きにあって、スポンサーもほとんど下りられてしまった」

まさに自分を都合よく見せてますよね(笑)。だいたいなんですか、「なだめて内々で隠蔽できたかもしれない」って! 


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