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「10代に格闘技はカッコイイって思わせたい!」 アベマ格闘技対談〜北野雄司×大沢ケンジ〜

2017/11/16 17:26 投稿

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UFC、メイウェザーvsマクレガー、パンクラスを中継、DDTも本格進出! 国内外のプロレス格闘技の試合を次々に配信するAbemaTV格闘技チャンネルがとっくに開設1周年を迎えていた……ということで、そのプロデューサーである北野雄司さんと、解説でしゃべりまくる大沢ケンジさんの対談をお送りします! 大会配信の裏側や、プロレス格闘技を見たり楽しんだりするうえで示唆に富む内容ですよ〜。



大沢「K−1やKrushと比べるとMMAはそんなに数字はよくないですよね。やっぱりMMAは立ち技と比べてわかりづらいってことですかね?」

北野「いや、そういうことでもないと思いますよ。やっぱり◯◯◯◯◯◯◯は絶対に必要なんですよ」




――AbemaTVの格闘技チャンネルが開設されてからいつのまにか1年経っていた……ということでプロデューサーの北野さんと、AbemaTV解説の大沢さんの対談を組ませていただきました。

北野 1年経ったことは今回言われて初めて気づいたんです。開設以降とにかく忙しかったこともあって、正直いつ始まったのかもおぼえていません(笑)。

――AbemaTVが格闘技を扱ったのはONE4月大会の放送からで、格闘チャンネルは7月末日のスタートですね。これまでいろいろと苦労はあったと思いますが……。

大沢 ボクの苦労はないですね。全然ないです(笑)。

――格闘技興行だと途中で休憩があったりしますけど、大沢さんの場合ずっとしゃべりっぱなしですよね(笑)。

大沢 ボクね、しゃべることは嫌いじゃないんですよ(笑)。

北野 ありがたいことです(笑)。

大沢 長いのがあたりまえというか。一番最初に格闘技の解説をやったのは、2013年のDREAM大晦日のニコ生中継なんですよね。

――GLORYと共催したやつですね。

大沢 あれもね、メチャクチャ長かったんですけど、初めての経験だったから、それが通常の格闘技サイズだと思ってて。4〜5時間は普通なんだろうな、と。あとからアナウンサーの市川(勝也)さんに「プロレスは3時間くらいなんですよ〜」と聞かされて。「えっ、そういうもんなの!」って驚きましたね(笑)。

北野 AbemaTVはいろんな選手や関係者に解説をお願いしてまして、皆さんそれぞれの個性があるんですけど、AbemaTVっぽさみたいな呼吸は大沢さんが一番感じるんですね。

大沢 ホントですか?(笑)。

北野 格闘チャンネルだけじゃなくて、AbemaTV自体がどんどん大きくなっていく中で、その雰囲気を感じつつ、明るく激しく尖ってくれる人ってなかなかいないんですよ。横浜DeNAベイスターズ中継解説の森本稀哲さんと、大沢さんからは、特にそのバイブスを感じますね(笑)。

大沢 うれしいなあ!(笑)。

北野 「AbemaTVってこんな感じだよなー」っていうしゃべりというか。

大沢 いやー、そんなことを考えずにしゃべってましたけどね(笑)。もうただ楽しんでやってるだけなので。

――大沢さん以外にも、多くの格闘家がわかりやすくて面白い解説をするようになって、格闘技実況の印象が変わっていってますね。

北野 印象に残ってるのは、口数はそんなに多くなかったけれど、石渡(伸太郎)選手には独特の資質があると感じましたね。

大沢 ああ、石渡は「あまりしゃべれない」とか言われてたけど、一言一言に気持ちがこもってるというか、面白いですよね。

北野 試合スタイルと似てるのかな(笑)。

大沢 ボクの中で面白いと思ったのは朱里ちゃんかなあ。

――朱里選手は最高でしたね。ナチュラルなりアクションで盛り上げてくれて。

大沢 朱里ちゃんは一般の感覚があるっていうか、格闘家っぽくないんですよ。それがね、凄くやりやすんですけど、まあ騒ぐ感じは俺と被るんですよね(笑)。

――大沢さんはユーザーから「うるさい!!」って言われてますよね。一応褒め言葉です(笑)。

大沢 ボクは完全に言われてますね(笑)。いいんですよ、ボクはそれで!

――海外イベントを含めてこれだけ多くのイベントを配信していると、トラブルも起こりそうで大変ですよね。

北野 直前まで映像が来ない……なんてことはしょっちゅうですけど(笑)、大きな事故になったことはないです。ただ、こないだのUFC日本大会は本当に大変でした。UFCって良い意味で自分たちのやり方が決まってるし、それを変える気はないんですね。

大沢 どこの国でやってもUFCのスタイルを変えないんですね〜。

北野 ボクらからすれば「日本でやるなら、こうしたほうが楽なのにな」って思うことも多々あるんですよ。トップの方となら契約交渉で顔を合わせてるけど、エンジニアの方って会ったことがないから話が折り合わないんですよ。なので大会の前日まで「どうなるんだ?」って騒いでましたね(笑)。

大沢 ただ映像を流してるだけではないってことですね。

北野 見えない裏側のトラブルはいっぱいありますよ。

大沢 日本大会の中継ってAbemaTVだけが現地から実況・解説したじゃないですか。そうなるといつも以上に大変だったんでしょうけど、ほかの中継はスタジオからだったので「やった!」って感じですよね。

北野 ケージサイドにAbemaTVの実況ブースが作れたのはホントに嬉しかったですね。やっぱりせっかくの日本大会じゃないですか。ボクらも日本大会がなんとか盛り上がるように頑張ったし、UFCがそれを理解して……くれたかどうかはわからないけど、ケージサイドの調整をしてくれて。中継できたのはプレリムの試合だけでしたけど、凄く楽しかったですよね。

大沢 よかったですよねぇ。

北野 次の日本大会は絶対に全試合放送したいです。

――今回のUFC日本大会はAbemaTVがなかったらプロモーションが行き届かなかったんじゃないかって気がしますね。

北野 向こうから言われたわけじゃないですけど、気持ちは「UFC日本大会実行委員」のひとりでしたね(笑)。

――ベラトールもAbemaTVがなかったら、こうして日本のファンが目に触れる機会はなかったと思うんですね。

北野 そういえば、AbemaTVのベラトール中継が再開するんですよ。ゲガール・ムサシの初登場の回から。

大沢 ベラトールは来年ヘビー級GPをやるみたいだから楽しみですね。

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北野 ベラトールといえば、ヒョードルの試合が当日中止になったときは痺れたなあ。

大沢 ありましたね〜。放送が始まったあとに知りましたからね(笑)。

北野 でも、UFCでも当日の試合中止というケースはあったから「ああ、ついにきたか」って程度でしたけど。

大沢 ボクはONEの中継が最後まで収まらないで終わっちゃったときは焦りましたねぇ。

北野 メインのシュレック関根選手の試合が流せなかったときですね。あれは申し訳なかった……。

大沢 解説しながら「これ、時間は大丈夫なのかな……?」って心配で。

北野 アレはいまだから言える話ですけど、放送する団体から進行スケジュールが送られてくるんですよ。それに倣ってこちらも放送するから、あたりまえですけど最後の試合まで流せるんですね。でも、あのときのONEはそのスケジュール自体が間違ってたんですよ(笑)。

大沢 え〜? そんなことってあるんですか?(笑)。

北野 あとになって「なんでこんなことになったのか?」って調べたら、そもそも送られてきたエクセルファイルの時間を計算する自動計算式が間違ってたんですよ。そこまでチェックしなきゃいけないのか……って悔しかったなあ。

――とんでもないところにトラップが仕掛けられてたんですね(笑)。 

大沢 ボクがたまに困るのはベラトールなんですよね。とくに前半の進行はよくわからなくて、このあとすぐに試合が始まるのか、休憩なのかわからないから手探りでしゃべることがあって(笑)。

北野 そこはボクらも掴みきれてないですね。ベラトールはアメリカではスパイクTVでオンエアされてるけど、ボクらが知ってる「テーピング」(テレビ収録のための興行)ではないんですよ。UFCは純然たるスポーツ中継なんですけど、ベラトールはそれとちょっと違う。

大沢 ベラトールって試合の合間に、前半でやった試合を流すこともありますからね。そうそう、忘れちゃいけないのはメイウェザーvsマクレガーですよ!

北野 なんとかAbemaTVで流せましたね。大変でしたけど、やったかいがありました(笑)。後日放送だったんですけど、実況・解説は生で収録して。

大沢 ボクは川尻くんと一緒にマクレガー寄りで解説していて、あとでDAZNの中継を見たら「こっちとはテンションが全然違う!」ってビックリしましたよ(笑)。

北野 DAZN中継の解説は宇野(薫)さんと千原ジュニアさんでしたけど、大人の解説でしたね(笑)。

大沢
 ボクらはマクレガー応援に振り切っちゃっていたから、全然冷静に試合を見れなかったですね〜。

北野 メイvsマクができたことは格闘チャンネルにとって凄く大きかったですね。あと1ヵ月まるまるUFCチャンネルとか、やろうと思えばなんでもできるんだなって。次のステップとしては「毎週何時はUFC……」というかたちを作りたいんですよね。昭和・新日本プロレスの金曜8時的な。UFCの日曜日午前中に生中継ってハードルが高いですし、決まった時間を設定することで視聴者も増えますから。



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