ズンドコ・トラブル興行研究会――プロレス格闘技のウラに精通する書き手たちがマット界を騒がせたズンドコな事件を振り返ります! 今回は昭和プロレス研究家の小泉悦次さんによる「神取忍vsジャッキー佐藤のシュートマッチ」です!




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「ジャパン女子プロレス(以下、ジャパ女)」という団体があった。1986年に旗揚げされ、92年にJWP女子プロレスとLLPWに分裂し、現在、それぞれの後継団体はPURE-J、LLPW-Xである。

当初のコンセプトは「プロレス版おニャン子クラブ」だった。8月17日、 後楽園ホールで行われた旗揚げ戦に「おニャン子クラブ」のプロデューサー秋元康、歌手の本田美奈子、そしてアントニオ猪木が来場した。

ジャパ女は全日本女子プロレスのクラッシュ人気やバブル前夜という世相に押されて誕生したといっていいだろう。

旗揚げ戦のメインは元全女、ビューティーペアの一員ジャッキー佐藤と、柔道界から鳴り物入りで入ってきた神取しのぶとのシングルマッチである。神取は関節技で善戦するも、バックドロップに敗れた。

さて、神取とジャッキーとの対戦といえば語られるのはこの旗揚げ戦ではない。翌87年7月18日、神奈川県大和車体工業体育館での試合である。なぜなら「とんでもない」ことになってしまったからだ。

試合は異様な雰囲気の中で開始された。神取がジャッキーを握りこぶしで殴り続ける。ジャッキーはやり返さない。


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