Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……

ベラトールNYCいよいよ今週末! ソネン対シウバ、5年間の因縁総まとめ!
「ヴァンダレイが本当に出場するのか、まだ確信が持てない(ソネン)」

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スコット・コーカーCEOのもとでベラトールが初めてぶっぱなすPPV大会、『ベラトールNYC』がいよいよ今週末に迫った。前回の本稿ではセミファイナルに登場するエミリャーエンコ・ヒョードルについて触れたが、今回はメインイベントを飾る2人、チェール・ソネンとヴァンダレイ・シウバとの間に横たわる5年にわたる因縁の蓄積をおさらいしておこう。

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ソネンとシウバの因縁は今から5年前の2012年、テキサス州オースティンをクルマで移動していた時の出来事にさかのぼる。その日2人はUFCのプロモーションのためのツアーで丸1日を一緒に過ごしていた。バンの中でソネンはミドルシートに、シウバはバックシートに座っていた。当時ソネンはシウバのファンであることを公言しており、その日も2人は和気あいあいと過ごしていたのだ。ところが事態は急変する。

ソネンの説明によると、車中でシウバが突然、カメラマンにカメラを回すように指示すると、ソネンに説教を始めたのだという。

当時ソネンは、ミドル級王者アンデウソン・シウバとの再戦が迫っていた。初戦の試合前、ソネンはトラッシュトークの才能を爆発させ、アンデウソンのみならず、ノゲイラ兄弟のこと、ヴァンダレイのこと、ブラジルの国のことをさんざんこき下ろしていた。ヴァンダレイはそれが気に食わず。貴様はリスペクトという概念を知っているのかとソネンを問い詰めたのである。

「ブラジルには、『リスペクトさえあれば、歯を失うことはない』ということわざがあるんだぞ」(『MMA Fighting』より)とシウバは凄(すご)んでいる。

その時の映像をYouTubeで確認すると、ソネンはほとんど反論をせず、混乱した表情を浮かべて「オーケー」などと受け流すばかりであったことが分かる。ソネンが振り返る。



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