事情通Zがプロレス業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回のテーマは電撃発表されたNOAHの事業権譲渡! いったい何が起きてるのか?
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――今回はプロレス界に大激震を走らせたNOAH新体制についてです。NOAHの事業権がIT企業エストビー株式会社に譲渡されました。団体売却というわけではなくあくまで事業権の譲渡。今後はエストビー社内のプロレス部門がNOAHを運営していくことになりますが、驚くことに元・全日本プロレス社長だった内田雅之氏がNOAHの会長に就く、と。エストビーとNOAHを繋げたのは内田氏だったようですね。
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――今回はプロレス界に大激震を走らせたNOAH新体制についてです。NOAHの事業権がIT企業エストビー株式会社に譲渡されました。団体売却というわけではなくあくまで事業権の譲渡。今後はエストビー社内のプロレス部門がNOAHを運営していくことになりますが、驚くことに元・全日本プロレス社長だった内田雅之氏がNOAHの会長に就く、と。エストビーとNOAHを繋げたのは内田氏だったようですね。
事情通Z 内田氏は、新体制発表後一発目の大会となった後楽園ホールのリング上で挨拶したけど、「どこかの傘の下や風下に立つ団体ではございません」と意味深な言葉が飛び出したね。
――これにはビックリしましたねぇ。経営不振に陥っていたNOAHはここ1〜2年、新日本プロレスの力を借りて興行を続けていましたね。選手を派遣してもらい、現場の仕切りも新日本が管理していて業務提携というかたちだった。内田氏の発言は、新日本プロレスに対しての発言とも受け止められますが……。
Z 「NOAHぼんやり層」のアナタはどう聞いてるの?
――うーん、NOAHの業績が一向によくならないから新日本は手を引きたがってるという話は以前から耳にしてましたし、NOAHは内田氏が連れてきたIT企業という“新しい傘”に入ったのかなあと思ったんですよ。で、後ろ足で砂をかけられた新日本プロレスはNOAHから怒りの撤退をする、と。
Z なるほど。
――でも……内田氏の挑発的な発言を聞いて「あれ? これはなんだか変じゃない……?」と。
Z でしょ? 凄く変だよね。
――あ、Zさんもやっぱり変だと思いました? 初っ端からケンカ腰なのがあまりにも不自然すぎて、これはつまり新日本と今後の話がちゃんとついているか、もしくは内田氏が“白石級”かのどっちかしかないんですよ。でも、内田氏は“白石級”じゃないから……。
Z 白石級(笑)。大会終了後にも念を押すかのように「どこかの子会社じゃない」とコメントしてたね。その関係性はともかくとして、新日本とNOAHは結びつきが強いことは明らかに、なぜここに来てそんなことを強硬に主張するんだろうって。
――もっと無難なコメントが用意できたのに、逆にあやしいですよね。それと、大きな発表がある場合、リーク先のスポーツ新聞がお昼に記事を配信して、プロレスファンの騒ぎになったところで団体が正式発表……というのがプロレス界お決まりパターンだからいいとして。事業譲渡という案件の性質上、譲渡先の代表が出席したうえでの記者会見があってしかるべきだと思うんです。でも、今回はオフィシャルサイトでの発表だけで、エストビーの人間は誰も姿を見せず、その次のアクションが内田氏がリング上からの挨拶。「あれ……?」って感じですよね。
Z どこかのホテルで記者会見をやるべき案件ではある。最近新体制となったゼロワンだって会見をやったし、新日本を引き継いだユークスもやってるし、ユークスからブシロードに移ったときもそうなんだから。
――まあ、緊急すぎて記者会見の準備ができなかったのかもしれないですけども……そこには違和感があったし、そしてトドメは内田氏の風下発言なんですよ。そもそも今回の事業譲渡の話は事前に流れてたんですか?
この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです!
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