日本格闘技界の礎を築いたレジェンド、中井祐樹先生 が日常を綴る連載! 今回は8月1日〜14日編です!




8月1日 月曜日 晴れ 殺到


 昼柔術に今年の全日本柔術王者、シュレックこと関根秀樹選手初参加。グラップリング大会や柔術マッチの出場が決まったという久々に会う青木真也も来たり、参加者も多く賑やかな稽古となった。
 青木とシュレックの10分を二度にわたる絡みも白熱していた。私もシュレックさんとはじめて手合わせした。佐々ともやっていた。稽古は楽し。

 そりゃそうと今年のアジア柔術選手権にむけたパラエストラTシャツのロゴ入れの申し込みが殺到している。デザイン上の数の限りからいくつも断らなければならないかも…。嬉しくも辛い。しかし感謝です。
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8月2日 火曜日 曇り 人の営み

 地元の中学校の柔道部の午前練習に久しぶりの参加。夏休みゆえに実現した。技もレクチャー、良い時間。

 午後は大前研一を読んだり増村保造が監督した映画『動脈列島』を観たりしてのんびり過ごす。
 生きることの、幸せの本当の意味を。
 よかれと思ってやることとそれを受け取る側のすれ違いを。
 互いに尊重しあう関係の心地よさを。
 そんなことをじっくりと一日考えた。


8月3日 水曜日 晴れ 格闘技として正しく

 池袋支部指導。リクエストにより、クローズドガード(胴絡み)の解き方の深層に迫った。
 さらにズボン持ちの基本とパス、さらにそのカウンターへの対処にも言及。
 クラスの密度が濃くなるような質問力はやはり大事だ。さすがに柔術マニア館ことパラエストラ池袋だ。

 ドリルはクローズドガードから。中井メソッドではポジション取りのみならず決めるまで追求可である。目的意識の違いからポジションまでで止めても、フィニッシュまでいってもポジション取った側の意志を尊重するのだ。
 バックやマウントを取ったのに、「そこまででいい」と剥がされる光景や抑えられた側がすぐ諦めタップする姿は極力いらない。
 ひょっとしてこれはまだ浸透していないのだろうか?お願いだ。格闘技として正しくありたいのだ。


8月4日 木曜日 晴れ 無題

 UFC収録。またしても王座交代劇。なかなか防衛がままならない状況がいまの群雄割拠ぶりを物語っている。

 午後からは埼玉へ治療に向かう。大切な時間。いつもありがとうございます。

 そろそろオリンピック開会なんだね。今年は昼夜逆転だろうから見るのは辛いかもな~。


8月5日 金曜日 晴れ 歌手・池田聡さん30周年

 歌手の池田聡さんのデビュー30周年祝賀パーティーに出席させて頂いた。
『モノクローム・ヴィーナス』の発売日がまさに、8月5日。
 池田さんの歌への想い。そして人としての魅力。4、5曲のライヴもあり、感動しました。
 伊勢正三さん、竹本孝之さん、中西圭三さんらもおられましたね。目移りしました。
 柔術も再開されたそうでそちらでの再会も楽しみでなりません。本当に30周年おめでとうございます。これからもずっとずっと応援していきます。
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