Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は「UFC売却情報」「追悼 ジョアニー・ローラー」などです!
今回のMMA Unleashedも、ブログ形式で沢山の情報をコンパクトにお届けします!
【ズッファ身売り周辺情報まとめ】
日本時間5月11日、米ESPNは、UFCの運営会社ズッファが身売り交渉の最終段階にさしかかっていると報じた。現状ではWME/IMG、China Media Capital、The Blackstone Group、Dalian Wanda Groupに4社のUFC買収を競い合っているのだという。買収額は35億ドルから40億ドルになるものと見込まれている。
ズッファの代理人ゴールドマン・サックスは投資家に対して、UFCの通年純利益は2億~2億5千万ドルであり、2019年に現在FOXと契約している米国でのテレビ放送契約をFOXもしくは他局と更新すると利益額はさらに年間2億5千万ドル程度増加すると説明していると伝えられる(現在の放映権料収入は年1億3千万ドル程度)。
現在のところ最有力の買い手は、中国の不動産コングロマリットであるDalian Wanda Group(大連万達グループ)であるとされている。会長の王健林氏は個人資産350万ドル、中国一の大富豪だという。同グループは近年、スポーツ界にも進出しており、スペインのサッカーチーム、アトレティコ・マドリードに投資したり、FIFAの公式スポンサーになっている。
ダナ・ホワイトは「UFCは売り物ではない」「UFCは事業拡大に向けてさまざまな関係者とつねに交渉している。いまも中国2か所、日本、韓国で交渉しているところだ。その過程で買収の申し出はこれまでにもあったが、UFCは売り出していない」と噂を否定している。
UFC身売りの噂は過去1年以上流れていたが、今回はかなりまとまった情報が出てきている点が目新しい。米MMA記者のTweetの中には、次のような情報や観測、噂も見られた。
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