L→R Vo Kandayashi dada / Dr.XKawamoto
Vijuttoke編集長も良く知るmasqueradedejavuが、ヴィジュアル系転生デビュー!
ただ根本の精神は、何でもありのROCK魂!
来年のツアーファイナルに向けて、奇想天外ながむしゃらツアーを走り抜ける!
■Vijuttoke初登場のmasqueradedejavuさんという事で、まずはバンドの紹介をお願いします。
Vijuttoke読者の皆さん、はじめまして!masqueradedejavu略してマスデジャのヴォーカルの神林だだです。そして編集長お久しぶりです!今回はインタビューの機会をありがとうございます!マスデジャは2014年結成、当時はボクがベースボーカル、ギター、ドラムにX河本のスリーピース編成でした。2017年にギターが脱退し、2018年からはボクがギターボーカルにコンバートし、ツーピース編成としてライブ活動していましたが、2023年からは同期を多用したスタイルでヴィジュアル系バンドに転生し、現在に至ります。結成当初~転生前まではHARDCORE・EMO・LOUDを混ぜたような音楽性で、泥臭い感じでした。弦楽器やドラムの音が爆発的に大きいバンドって印象が強かったはずです。しかしボクのルーツに強くあるのはLUNA SEAさん・PIERROTさん・Plastic Treeさんといったヴィジュアル系のバンドなので、当時マスデジャの爆音サウンドの中でも、聴こえるボクの声と、メロディをよく聴くと、ヴィジュアル系なんですよね。ハードコア+ヴィジュアル系!?みたいな笑、ボクの好きをごちゃ混ぜにした分かりにくい音楽性でした。だからHARDCORE界隈にいても浮きまくってたし、時にはディスられたり、やってる事にあんまり理解もされませんでした(笑)2023年からはヴィジュアル系バンドとして転生し、同期を多用する音楽性に変わり、結成10年の今年は1st Albumハイドランジア。をリリースしました。メンバー脱退や、コロナ禍での足踏みなど、紆余屈折もあり、やっとこれからスタートしたな!って感じの新参ヴィジュアル系バンドです!宜しくお願いしマス!
■HARDCORE界隈から、2023年に衝撃的なヴィジュアル系転生デビューをしました。この転生には何かきっかけが?
HARDCORE界隈で現場主義で活動してきたmasqueradedejavuでしたが、コロナ禍ではやっぱり活動が上手く機能しませんでした。2021年9月に2回目のワンマンライブをやったけど、思ったように広まっていかず、かっこいいことをやってるはずなのになんで…って葛藤がありました。それもあって2022年はmasqueradedejavuとしてライブ活動はかなり少なくなり、活動頻度もかなり減ってしまいました。自分達の音楽を世の中に広めるにはどうしたら良いのか…自分達の本当にやりたい音楽とは…いろいろな葛藤をしました。ボク個人的には、路上ライブをやってみたり、苦手だった配信活動もやってみたりしました。ライブハウスではない環境で歌うと、当然masqueradedejavuを知る人なんていないし、最初は全く誰にも相手にされませんでした。歌を伝える相手が、いわゆる一般の人、ライブハウスにも行ったことがない人、そういう方々と少しずつ触れ合うようになってから、考え方も大きく変わりました。音楽を『分かりやすく伝える』って重要なんだな、と実感しました。元々ヴィジュアル系がルーツにあるのだから、masqueradedejavuとして分かりやすくやりたい事をやれば良いのでは…?と、何となく方向性が見えて来た時に、メンバーのX河本と2人で2023年1月にTHE LAST ROCKSTARSさんのライブに参戦したんです。観た瞬間、『これだ!』って大きなヒントになりました。TLRSさんは基本的に同期がバリバリ入ってるサウンドで、メンバーにベースが居ないから、シンセベースが入ってる曲も多いです。聴いたことあるようで無い新鮮なロックで、衝撃的でした。正に今のマスデジャのスタイルを作り出す上で、大きなきっかけになりました。
■転生前、編集長もmasqueradedejavuさんのライブは何回も拝見した事はあります!今回のアルバムを聴いて大分曲調も変わった印象でしたが、V系転生した事で、ライブなどのアプローチや、客層など、今までと変わった事なんかはあったりしますか?
編集長にはHARDCORE時代も気に入ってもらえてて、本当に嬉しかったです!V系転生するに当たって、ボクはギターを放棄して(笑)ピンボーカルになりました。コロナ禍がきっかけで、かなりDTM技術を上げたので、同期を大幅に導入することになり、これならライブでギタボじゃなくて良くね?ってなりました(笑)ライブに映像としてVJを導入したのも大きな変化です。転生直後は配信ライブをメインでやって行くことが決まっていたので、映像でライブを観た時に派手に魅せたいな、って気持ちが強くありました。全曲同期と連動する映像を作って、全曲歌詞も表示するようVJの映像も全部自分で作りました。全体的な視覚にも拘ってこそヴィジュアル系だと思うので、ライブを観た時の派手さ、バンドの世界観への導きを分かりやすくアプローチするようにしています。ヴィジュアル系に転生してからは、以前よりはSNSでの反応は増えました。HARDCORE時代は意図的に暗い照明の中でライブしてたのですが、今のようにVJを付けると必然的にメンバーの顔が照らされます。どういう表情なのか、どういう人達なのか、分かりやすくなったんだと思います。また、サウンドが同期がメインになって音量が下がった分、ボクの歌が前に出るようになりました。『歌やメロディや歌詞が良い』って反応に変わりました。曲を書いて歌ってるボーカルとしては嬉しい限りです。客層に関しては、ボクは今でもソロで路上ライブをやってるので、そこからファンになってくれた方もいます。路上ライブでもカバーは歌わずマスデジャの曲を歌ってるので、基本的にヴィジュアル系好きな人しか脚を止めないんですよね(笑)元ギャさん・元ギャ男さんとか、昔からXやBUCK-TICKが好き、みたいな人は意外と街中にも多いです。必然なのか偶然なのか、アコースティックでもボクのヴィジュアル系愛が伝わるだと思います(笑)なので、今のマスデジャの客層はヴィジュアル系が好きな人!と断言して良いです!
■そしてそんなmasqueradedejavuさんが1st ALBUM「ハイドランジア」をリリースしました。今までの日常から、未来への想い、バンドの人生観などがテーマになっているとお聞きしています。こちらはどんなアルバムになっていますか?
ボクは神奈川県横浜市の外れ、旭区出身です。どこにでもある平凡な住宅街で育ったので、(ミュージックファームの付近にちょっと雰囲気似てます笑)あーなんだか平凡な学生時代だったよなあ、とか、もっと都会で過ごせてたら良かったのにな、とか思ったりもしました。マスデジャをはじめてから、全国にツアーに行って、色んな場所で生活してる人達に出会って、色んな景色を観ました。どの地域でも地元のバンドがいて、日常の風景を歌ったり、語ったり、そのライブハウスでしか鳴らせない音
を鳴らしていました。いろいろな場所での経験から、もしかしたら、ボクが平凡だと思ってた日常の景色も、ボクしか作れない曲へのソースになるのでは?と考えられるようになりました。今作のリード曲ハイドランジア。は、ボクの小さい頃から馴染みのある地域、横浜市瀬谷区の花でもある紫陽花を歌った曲です。紫陽花は花の色が毎年少しずつ違います。そんな花の色と共に移ろう記憶を歌詞にしました。アルバムのテーマとして収録されている曲は日常で観た空、月、夜、風、季節、誰でも感じられる身近な事を歌っています。何気ない風景の中に何かを感じれることって素敵な事です。ファンの皆にも、些細な事にも生きてく理由を見つけて共に生きてこうぜって事をボクは伝えています。『今日は空の色が綺麗だな』とか『月の満ち欠けが違うな』とか、そんな些細なことでも良い。共感し合って、共に未来へ生きていく為の糧になれば…って気持ちで今作ハイドランジア。を制作しました。アルバム最後の曲BLUE PALETTEはバンド結成当初からある曲なのですが、アルバム用に歌詞を加えましました。元々は、過ぎゆく日々への虚無感を歌っていたのですが、それでも思い出を重ねながら、『共に未来へ』生きていこうって希望の言葉を加えました。ボクからの今1番伝えたい言葉伝えられたんじゃないかなって思ってます。
■リリースに伴いレコ発ツアーも敢行中です。変わった場所でのライブもしているとお聞きしています。
今のmasqueradedejavuにはボクの路上ライブがきっかけでファンになってくれた方もいます。老若男女とても本当に幅広いです。そういう人達がライブを気軽に楽しむ為には?という発想でライブを組んでます。自分達でイベントを組んでいる分、自由に内容を決めれるので、公共のスタジオで、書き初め大会後にライブをしたりもしました(笑)元々ライブハウスでやってきたバンドなので、もちろんライブハウスでライブをやりたい気持ちが強いですが、まだまだボクらは動員少ないので(苦笑)今はたくさんの人に広めたい!聴いてもらいたい!って気持ちで今回のツアーも動いています。とにかく多くの人にマスデジャを知ってもらいたいので、自分達で音響機材を買って屋外フリーライブを開催したり、地元のホールで無料ライブを行ったりしています。その甲斐あってか、少しずつ広まって来てるのかな?という体感です。いろいろな環境下でライブするのはとても良い経験だし、武者修行してる感覚になりますね。ボーカルの返しとか基本ありませんし、フリーライブだと冷やかしにも結構遭いますね(笑)そんなボクらの今の活動を理解してくれた上で、『ライブハウスでもやってみない?』って、お誘い下さるライブハウスには今回ツアーでお世話になっています。本当に感謝です。そういうご縁もあって今回ツアーでは12月15日ミュージックファームにもお世話になります!!宜しくお願いします!思い返せば、初めて編集長にお世話になったのは2019年12月16日レコ発ツアーの時でした。5年前と思うと感慨深いです。その日はド平日のブッキングにも関わらず地元の熱いバンドマンが出演してて、藤が丘駅の中華料理屋に打ち上げに連れてってくれました。めっちゃ食べて飲みました(笑)ミュージックファームってヴィジュアル系のイメージ強いと思うのですが、ブッキングはノンジャンルでやってて、地元意識とか音楽に対してストイックな印象があります。ボクはそういうイベント大好きなので、やっぱり出演したいライブハウスなんですよね。今回もとても楽しみです!
■追加公演として11月17日(昼)に浦和ナルシスにて無料ワンマンを開催する事も決定しています。ファンからのリクエストの多かった、ライブハウスでの単独公演!意気込みをお願いします!
過去にも何度も『都内近くのライブハウスなら行くのにー…』みたいな声をもらいました。それから、今回ツアーで静岡ROXYさんに出演した際にも、やっぱりマスデジャはライブハウスが1番かっこいいよな、というのはボクも感じました。なので、ROXYさんに出演した帰り道の高速で話し合って、休憩で寄った足柄SAで浦和ナルシスさんに連絡して、11月17日無料ワンマンを決めてしまいました(笑)浦和ナルシスさんは以前出演した事もあり、今のmasqueradedejavuを最大限に表現するにはここしかない!必ず良いものになる!って確信です。ハイドランジア。からはもちろん、ツアーで育てて来た楽曲達も演奏します。無料ですので是非足を運んでください!関東でのライブハウスでのワンマンは今回ツアーここだけです!
■1月19日大和シリウスサブホール「ハイドランジア。レコ発ツアーファイナル」6th ONE MAN LIVEも決定しております。
2024年6月から半年かけて各地を回ってきたハイドランジア。レコ発ツアーのファイナルとして、2025年1月29日地元神奈川の大和シリウスサブホールでワンマンライブを開催します!昨冬にもワンマンライブを開催した会場で、会場名であるシリウスに準えて『冬の星座2025』というタイトルで行います。マスデジャの曲にもシリウスという楽曲もあるので、冬の定番ワンマンライブになっていけば良いなあって思っています。ボクらは結成2014年ですが、ワンマンライブ自体は遅く、2019年に初ワンマンでした。なので、今回が6回目となります!是非こちらの公演もチェックして遊びにいらしてください!
■元々ノンジャンルでも、どんな場所でも勝負出来るバンドmasqueradedejavu!今後の企みを教えて下さい。
ずっとボクらを観てきてくださっている編集長らしいコメント!嬉しいです!masqueradedejavuは正に老若男女問わずどんな人でも聴けるバンドです。元々あまり界隈に居場所も無かったバンドなので、これまで同様ジャンルは関係なく、これからも自由な発想で未来を作って生きたいです!近い目標でいくと、憧れのバンドさん達が歴史を作って来た神奈川県民ホールで2027年にワンマンです!!どうか応援宜しくお願いします!
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
Vijuttokeは以前ミュージックファームに出演した時に楽屋で読んでいました笑、その時のボクはHARDCORE界隈に居たので、『あー…やっぱヴィジュアル系良いなー』と、ヨダレを垂らしながら読んでいた読者の1人です笑。今まさかそのVijuttokeでインタビューしていただけているとは…!感無量です。ボクはヴィジュアル系アーティストであると同時にヴィジュアル系を愛するギャ男でもあります!!ヴィジュアル系を狂愛して、共に未来へ生きましょう!!!
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Vijuttoke INFORMATION
*Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
・WEB【club Zy. 】https://www.club-zy.com/contents/free_paper
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10月21日(月)18:00 DEZERT
10月22日(火)18:00 Ricky.A.P
10月24日(木)18:00 Stella☆Mania / masqueradedejavu / NiEL / ダレ
10月25日(金)18:00 向日 葵(彩冷える / 168)
Artist INFORMATION
1st ALBUM ハイドランジア。
各サブスク・ライブ会場で販売中
*LIVE SCHEDULE
24年11月17日昼 浦和ナルシス
無料ワンマンライブ
25年1月19日 大和シリウスサブホール
ハイドランジア。レコ発ツアーファイナル
6th ONE MAN LIVE
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