「Crazy Monsters 対談[MSTR(千聖)x Mana x 団長]」
ーー今年もまた[Crazy Monsters Halloween Party 2024]が開催されることになりましたが、振り返れば昨年のクレモンはコロナ禍以降としては初の正式開催となるものでした。オーガナイザーであるMSTRからすると、無事復興したクレモンの場を今年はさらにどのような場にしたいと考えながらここまで企画進行されてきているのでしょうか。
MSTR:基本のテーマとして、ヴィジュアル系ならではのハロウィン・イヴェントっていうことは念頭にあるんだけど…とはいえ、いつも各自、自由に表現してもらってますよ。昨年のおもしろエピソードとしては、KAMIJOくんがアンコール・セッションの時に、団長が1日目に着てたスポンジボブの衣装というか、被り物をわざわざ着てくれたり(笑)。やっぱり、ああいうのはクレモンならではだと思うし、KAMIJOくんの普段は見られない一面が見られた面白い場面だったんじゃないかなと。
団長:まさに神々の遊びっていうやつですよね(笑)
MSTR:(笑)それでまぁ、KAMIJOくんの系譜(ルーツ)をたどってくと当然そこにはManaさんがいるなと思ったわけね。で、今年は元祖であるManaさんにも出ていただきたいなということでオファーさせてもらいました。
ーーちなみに、Mana様とのご縁という面で言うとMSTRは昨年のクレモンDAY-1にて、Crack6での演奏時にMana様の主宰するブランド・Moi-même-Moitiéのお洋服を華麗に纏っていらっしゃいましたよね。
MSTR:そうそう、昨年は俺もヴァンパイアっぽい雰囲気の衣装にしてみようかな?というところから、Moi-même-Moitiéの服を着させてもらった。切っ掛けとしては、一昨年かな?Manaさんと対談したところからMoi-même-Moitiéのスタッフさんに相談させてもらったんだよね。で、さらに今年はManaさんにクレモンにもらえた。恋愛とか仕事でも勇気を持って行動しないと何事も成功に繋がらないのと一緒ね(笑)、「出てもらえませんか」と俺からお誘いをしたら快諾していただけんで良かったです。
ーーもっとも、Manaさんの率いていらっしゃるMoi dix Moisがイベントライヴに出演されるというのはかなり珍しいことであるようにも思います。
Mana:確かに、今までMoi dix Moisがイベントに出たことはあまりないですね。ただ、MSTRとはこのところいろいろ交流があって、去年PENICILLINが渋公(LINE CUBE SHIBUYA)でやった時には観に行きましたし、高円寺のお店に(MSTRの実兄が経営している獅子丸)焼肉を食べに行ったりもしていたんですよ。そういう流れもあったので、誘ってもらえるんだったら「ぜひ」となりました。
ーー念のためうかがいますが、Mana様はこのクレモンというイベントの主旨について、あらかじめMSTRからはどのようにお聞きになられています?
Mana:ハロウィン・イヴェントっていうことくらいは聞いてますよ。
団長:あー。だとしたら、それは由々しき説明不足かもしれません(笑)。というのも、このクレモンというイヴェントはいかにテッペンを獲るかという日なんですよ。
MSTR:毎年、クレモンアワードっていう仮装大賞のMVPが来てくれたお客さんたちからの投票によって決まるイベントです。
団長:MVPだけじゃなくて、ほかにも○○賞みたいな各賞もあります。
Mana:あ、そういうことなんですね。なるほど。
MSTR:そういうクレモンっていうイベントの中にMoi dix Moisが入った時どうなるかは凄く興味あるし、お客さんたちの中にはMoi dix Moisを初めて観るっていう人たちも多少はいると思うんで、いろんな意味で今回のクレモンは今までにはなかった強いインパクトが生まれるんじゃないかと思ってる。あ、注意点は…当日DASEINのRickyさんが素っ頓狂な格好とかしてても、Manaさんにはあんまり驚かないでくれれば(笑)。彼はきっとMVPを狙いに来るはずだから(笑)。
ーーそもそも、Mana様はこれまでハロウィンに関するイベントのご経験はあられます?
Mana:自分から発信したことはないですね。ハロウィンと関係ないところだと、今まで雑誌の撮影とかでけっこういろんな格好はしてきてますけどね。パーソナルインタビューの時に、顔だけ出るウサギのぬいぐるみをかぶったり(笑)。わざわざ幼稚園に行って、幼稚園生と同じ格好をしてこどもたちと一緒に撮ったり。それはViciousだったかな?
MSTR:その幼稚園の、見たことあるな(笑)
ーー今度のクレモンでどの方向に向くかは別としても、Mana様の仮装面でのポテンシャルは相当に高いことがうかがえるエピソードですね。一方で、Moi dix Moisとしてイベントライヴでのパフォーマンスをしていくと考えた時に、ワンマンとは異なる戦法というのもMana様は何か考えていらっしゃいますか?
Mana:まだそこまで深いことや細かいことまでは考えていませんけど、Moi dix Moisとしては今までにないイベントに出ることになったわけなので、やっぱりなにかしら面白いことが出来ればいいなと思ってます。
ーーホスト役であり、迎え撃つ立場でもあるMSTRとしては、今度のクレモンでCrack6としてのどのような面を打ち出して行こうとお考えです?
MSTR:まだ全然(笑)そろそろ考えなきゃ行けない時期だけど、毎年ギリギリになっちゃってスタッフに怒られるっていうパターンが多い(苦笑)。でも、今年は初日にManaさんに出てもらうからその日はけっこう正統派な雰囲気になっていく気がする。あ、DASEIN 以外はと言った方が正しいか(笑)
ーーDAY-1はCrack6 、Moi dix Mois、DASEIN、 CASCADE、XA-VATという素敵なメンツになっております。
団長:より正しく言うとRickyさん以外は正統派、ってことですかね(笑)
MSTR:XA-VATは元SAKRUNの cali≠gariの秀仁くんだし、Köziくんもいるしねぇ。
Mana:秀仁はSAKRUNやる前にマリスのローディをやってたんですよ。
MSTR:そうだったんだ?!そんなつながりがあったとは。
ーーMoi dix MoisとXA-VATはこれまでタイバンされたことはあるのですか?
Mana:ないです。かなり新鮮な感じで良いんじゃないかと思いますよ。
団長:これは相当アツいです!!
MSTR:初日はマリス一家が集結するわけか、面白いな。Manaさん、CASCADEは?
Mana:妖花の頃から知ってます。MALICE MIZER初期の頃にタイバンもしました。
MSTR:なるほど (笑)
Mana:CASCADEの初期というか、前身バンドのD.D.Tも知ってます。そこはヴォーカルが玉水のちのTAMAくんではなくてKneuklid Romanceのヴォーカルでしたから。
MSTR:えっ、知らなかった。
Mana:雪乃と、キーボードがKöziのやってたBeyond the Rein Sightっていうバンドのベースで。そのD.D.Tが変形してCASCADEになったんですよ。
団長:うわー、それ初めて知りました。勉強になります!
ーー対して、DAY-2はCrack6、THE MICRO HEAD 4N'S 、メトロノーム、CLOSE 、Little Vampire 、Neu:NOIZ、そして今回の撮影をさせていただいているお店の店主でもあるローズ伯爵のバンド・VAMPIRE ROSEとこれまたバラエティ豊かです。
MSTR:2日目はけっこうカオスなメンツだよね(笑)。THE MICRO HEAD 4N'S は常連組で毎年楽しみだし、メトロノームにはフクスケくんがいるし、NOIZはNeu:NOIZになる前の時代に“全員千聖”っていうワケわかんない仮装で大賞まで獲ってたし(笑)。CLOSEはかなり久々だな。うちのJIROさんが、この日限定復活するっていうリトバン(Little Vampire)にも凄い反応してて、彼らもかなり懐かしいわ。Manaさん、リトバンっ知ってます?
Mana:リアルタイムで知ってますよ。市川クラブGIOとか、大宮フリークスに良く出てたイメージです。
団長:とにかく2日間とも凄いラインナップで、ここでしか絶対にない組み合わせですよね。この普通じゃありえないキャスティングは超必見です!!
MSTR:多分、初日はRickyさんが浮くんだろうなぁ(苦笑)
団長:大丈夫っす、一番浮くのは俺っすから(笑)
ーーしかしながら、団長は2022年に日本武道館で開催された[V系って知ってる? powored by MARVERIC DC GROUP]にて、幕間でMALICE MIZERの「月下の夜想曲」を高らかにカラオケ歌唱されたことがあり、たいそうな大喝采を浴びていらっしゃったこともある方ですのでね。今度のクレモンでもまた、進行役としてだけでなくヴォーカリストとしての本領も発揮してくださるに違いありません。
団長:ちなみに、わたしとしては生まれて初めて立った武道館がそのカラオケ歌唱だったんですが、イベントのタイトルが[V系って知ってる? ]だったので、やはりヴィジュアル系の名曲を歌わなくては!という強い使命感を持ちながら、1曲目に「月下の夜想曲」を超真剣におちゃらけ一切ナシで歌わせていただいたんですよ。なのに、ちょっと笑ってる人もいて「なんで??」っていう感じではあったんですけど(苦笑)
MSTR:つまり、それだけ盛り上がったってことだよね。
団長:特にイントロが流れ出した時の“ギャー!”っていう歓声は凄かったです。曲の持っている力、というものを凄く感じました。結局、我々からするとMSTRもMana様も「兄さん方がいなかったら僕らは今バンドをやってなかった」というくらいの偉大な存在なので、今年もこうして“神々の遊び”を間近に観られるポジションにつかせていただいてるのは非常にありがたいですし、本当に嬉しい限りです。
ーー進行役としての団長は、各バンドのメンバーとステージ上でトークを繰り広げていくことになるかと思いますが…公の場では発声をされないMana様とはどのようにコミュニケーションをはかっていくことになられるのでしょうね。
Mana:当日は通訳が入ると思いますよ。
団長:その通訳の方を介して、もちろんMana様にも仮装のポイントをうかがったり、普段だと見られないような一面も根掘り派堀りしっかり引き出させていただくのが自分の大事な役割だと思ってます。おまかせください!
ーーなおかつ、クレモンではアンコールでの全員セッションにも期待したいところです。
Mana:マジですか?そんなのあるんだ?!それは聞いてなかったな(笑)
団長:MSTR、ほんとにいろいろ説明してなかったんですねぇ(笑)
MSTR:そうそう、あるんですよ。最後にセッションが。
ーーMana様としてセッションでのワチャワチャ感のようなものはアリですか??
Mana:あぁ、今回はイベント自体がコンセプチュアルなので。それはそれでアリな感じがします。
MSTR:Manaさんは、象徴的な感じてその場にいてくれるだけでも全然大丈夫ですから。あとのことは俺と団長がなんとかします(笑)
取材 :杉江由紀
写真:Lestat C&M Project
ヘアメイク:小林千穂(MSTR/団長)
撮影協力:銀座レストラン VAMPIRECAFE
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9月23日(月)18:00 Crazy Monsters 対談[MSTR(千聖)x Mana x 団長]
9月24日(火)18:00 MEME L × 混沌少女 対談
9月27日(金)18:00 アンティック-珈琲店-
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