“痛み”や“危うさ”“尖り”などを独自の世界観で伝える存在として、多くのリスナーから篤い支持を得ている鐘ト銃声。秀でた音楽性に加えて、彼らはライヴバンドとしても高い評価を得ており、今年2月から5月にかけて行った<鐘ト銃声 2024年 春のツアー>は大盛況となった。今後の鐘ト銃声が更なるスケールアップを果たすことを予感させる中、7月から始まる<夏の扉ツアー>を控えた狂ヰ散流(vo)と百合子(g)をキャッチして、両名のライヴ観などを語ってもらった。
Interview:村上孝之
――アーティストのライヴで印象に残っている公演などは、ありませんか?
百合子:僕はGLAYですね。去年、初めて観たんです。これだけやってきて、北海道の大先輩のGLAYを、去年初めて観たという(笑)。僕はバンド以外の友人がごく僅かいるんですけど、その人が誘ってくれて、ガーデンシアターの3階席かなにかで観たんです。会場に着いたのが開演間近だったのでお客さんがパンパンで、『スターウォーズ』でめちゃくちゃデカいホールみたいなところで議会をするシーンがあるんですけど、それに見えてしまって。こんな映画みたいな世界があるんだ、凄いなと思いました。
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