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<第39回>

俺はhideから逃げるように、バンからサッと降りた。

急いでエントランスに入ろうとすると、後ろからhideがシャカシャカと追いかけて来る。
膝を曲げない、独特の歩き方だ。

”な、何なんだよ...その笑みは”

hide「オヤジの部屋を見せてッ!」

俺「えーっ、ダメだよ。週末だから部屋は散らかってるし、カミサンいないから、何のもてなしもできないよ」

”悪魔のようなお誘いがなかったので、ホッとしてたら、こんなこと企んでたんだ!トホホ”