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Vijuttoke23年8月号「D」インタビュー

2023/08/25 18:00 投稿

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  • Vijuttoke
  • D

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D HP​

L→R Guitar.HIDE-ZOU / Bass.Tsunehito / Vocal.ASAGI / Guitar.Ruiza / Drums.HIROKI

7月29日にニューシングル「シュヴァルツヴァルトの獣」をリリース!
結成初期から描いてきたヴァンパイアストーリーの王を主軸に、登場人物と共に20年間歩み、想いを重ね、共に苦悩し、共に喜び、もう一人の自分とも言える物語を超えた作品!
2024年3月の20周年グランドファイナルまでDは駆け抜ける!​

■バンド結成20周年を突き進んでおりますが、Dさんにとってこの20年はどんな20年でしたか?


ASAGI:かけがえのない20年ですし、Dだからこそ此処まで来れました。幸せな時間を沢山過ごせたのが一番ですし、勿論楽しいことだけではありませんでしたが、辛いことも悔しいこともひっくるめての人生だと思っているので、DがDで良かったと思っています。

Ruiza:本当に素晴らしい20年だったと思います。Dでなければ経験出来なかった事ばかりでしたし、Dとして20年の間活動してこれた事は自分にとって宝物ですね。

HIDE-ZOU:いくつかのバンドを自分が中心となって作ってきましたが、Dでは初めて加入という形での始まりでした。元々リスペクトしていたメンバーとのバンドは勉強になることが多く、いまだに学びを得られるだけでなくお互いを高め合って刺激し合えたり…と、そんなかけがえのない20年でもありました。

Tsunehito:20年という月日はかなり大きいですし、これだけ続けられる事はやはり当たり前ではないと思うので、いつも応援して支えてくれているファンと周りの方々、メンバーに感謝しています。色んな貴重な事を経験させてもらっている時間だと思いますね。

HIROKI:ここに至るまで簡単な道のりではなく様々な出来事がたくさんありましたが、そういった壁をみんなで一つ一つ乗り越えてこうして20周年を迎えられた事を本当に嬉しく思いますし、自分の人生にとってとても有意義な20年でしたね。


■7月29日にニューシングル「シュヴァルツヴァルトの獣」をリリースしました。結成初期から描いてきたヴァンパイアストーリーの王を主軸に展開されている物語とお聞きしております。まずは改めてヴァンパイアストーリーについて教えて下さい。


ASAGI:僕がDを始めるきっかけに作った「Vampire Missa」という曲からヴァンパイアストーリーは始まりました。いち楽曲から始まった物語は単なる物語に終わらず、世界はどんどん広がっていきました。Dと言えばフラッグと並んでヴァンパイアストーリーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。そこから登場人物と共に20年間歩んでくる中で、物語を超えて様々な経験をし、また想いを重ねてきました。共に苦悩し、共に喜び、もう一人の自分とも言えますね。


■表題曲「シュヴァルツヴァルトの獣」は、物語の深さは勿論、楽曲の起承転結と壮大感も相まって、込められた想いの大きさを感じさせてくれました。こちらの楽曲はどのように制作を進めていったのでしょうか。

ASAGI:楽曲のイメージは結構前から出来上がっていたので、そのイメージを音としてひとつひとつ構築して作曲していきました。作曲の時点で描きたい世界は浮かんでいるので、個人的に歌詞含め制作はスムーズでした。物語に大切なのは起承転結、それに感情が加わった時、聴き手の心に感動が生まれると思っています。

Ruiza:壮大な楽曲なので感情をたっぷり込めて演奏しました。シンセのサウンドありきで雰囲気を作っているので、ギターは引き算を心掛けて取り組みました。すごく入り込めるし、ギターを弾くのも気持ちいい楽曲です!

HIDE-ZOU:壮大感や重厚感を損なわないよう、ピッキングなどに気をつけて弾きました。アウトロのギターリードは歌の旋律と上手く共存できるようにコードのヴォイシングを彩ることができるように意識しました。

Tsunehito:浅葱さんからデモをもらい聴いてみて、重厚感のあるバラードで物語と景色がすごく広がっていく感じがしたんですよね。なのでベースフレーズも細かくなりすぎないように、大きく捉えながら部分的に躍動感のあるものを弾くように心がけてアレンジしていきました。

HIROKI:ASAGIくんからデモをもらった段階で壮大なスケール感のある楽曲でしたので、ドラムアレンジも細かい事はなるべく避けるようにしてどっしりとストーリーを支えられるアレンジを心掛け、曲の進行毎に高揚感を与えられるように進めていきました。


■先日公開となったMVスポットと試聴動画ですが、歌詞入りとなっていたことで物語を感じられました。今回のMVについてコンセプトは勿論、数量限定豪華盤には「シュヴァルツヴァルトの獣」のMV Making映像も収録されているとの事で、撮影秘話なんかもあれば教えて下さい。


ASAGI:実は今回、屋外ロケだったので、現地オーナーとMV制作に確認を取った上で、愛犬のシベリアンハスキーを連れて行きました。メンバー、スタッフ、モデルさん達みんなに可愛がられて彼は終始ご機嫌でした!でも撮影が始まるとかまってもらえないのでしょんぼりクンクン鳴いてたり(笑)。

Ruiza:明るい時間の撮影でしたが、撮った映像の雰囲気が昼間とは思えずすごくカッコよくて感動しましたね!森の中での撮影でしたので、虫がすごかったです。懐かれてるのか蚊が何度も目に飛び込んできました(笑)。

HIDE-ZOU:久々に森でのロケでしたが、天候にも恵まれて…(笑)。空気も綺麗でなんだか癒されましたね。明るい内からの撮影ではありましたが、照明やスモークなどでかなり幻想的な感じで撮れました。

Tsunehito:森の中での撮影は今までもやってきているんですけど、今回も楽曲にぴったりで深い森の中で惹き込まれる映像になってますよね。大自然の中だったので虫が多くて、しかもスプレーとかも効かなかったので、避けながら撮影してました。

HIROKI:森の中での撮影でしたので、ドラムセットを置くにあたって地面が平らではないのでセットを仕込むのに意外と時間が掛かりましたね…。それと夏場で小さい虫が多く、その虫達が目に飛び込んできたりして、そういった戦いもありました(笑)


■カップリング曲の「ヴァイスヴァルトの花嫁」は、叫びやヘヴィサウンドの中に、サビでは切なくメロディアスな展開となっております。こちらの曲に関しても詳しく教えて下さい。


ASAGI:この曲は主題の「シュヴァルツヴァルトの獣」と対となる曲です。物語の中でも大きな役割を持つ女性目線の曲なのですが、この曲では母性に加えて女性の持つ強さを打ち出しています。皆既月食もテーマにあって、狂気な月を包み込む太陽のようなイメージです。ライヴでも過激に楽しんでもらいたいですね!

Ruiza:とても激しくテンポも速いので演奏は難しかったですね。埋もれないソリッドなギターサウンドになるよう意識しました。激しさとメロディアスさの融合が心地良いですね。こちらもカッコいい楽曲です!

HIDE-ZOU:速いbpmの中でのテクニカルなリフが際立ってますね。ライブで弾くたびに、よりガッツリとした手応えを感じてます。かなりライブ映えする曲なので一体感を楽しんでもらいたいですね。

Tsunehito:バンドイン後は3拍子で進んでいくんですけど、テンポも速くてチューニングも低いので、リズムをしっかり捉えながら低音感を太く出せるように気を付けてレコーディングしました。サビで一気に開ける感じがたまらないですし、ライブでも映える楽曲ですね。

HIROKI:ASAGIくんからデモをもらった段階で疾走感と重厚感を最大限に生かしたアレンジがすぐに浮かんだので、それをブラッシュアップしていきました。サビのアプローチも流動的なフレーズを入れる事によって曲の流れを上手くコントロールすることが出来たと思います。


■通常盤に収録のInstrumental「禁忌の森」は各楽器のソロパートがフューチャーされています。この曲で表現したかった事を楽器隊メンバーに是非聞いてみたいです。


Ruiza:Dのヴァンパイアストーリーでは、僕は氷のヴァンパイアの「キルヒアイス」というキャラクターなので、氷や冷たさをイメージ出来るようソロフレーズを組み立てていきました。スリリングな展開を作れたのでじっくり聴いてもらいたいです!

HIDE-ZOU:ソロコーナーでは、風のように流れるフレーズから所々でチョーキングやハンマリングを織り交ぜながらもメロディアスにギターで唄えるように意識しました。

Tsunehito:以前Dが行った公演タイトルが「シュヴァルツヴァルトの獣」「ヴァイスヴァルトの花嫁」で、その時のSEと今回のテーマを踏まえて自分が原曲を作りました。ベースソロは燃えるような音色でライブっぽい勢いみたいなのも込めて弾きました。

HIROKI:つねが基盤を作ってくれたのと、自分のアプローチ部分にシンセも打ち込んでくれていたので、それを最大限生かしたテクニカルなアレンジをさせてもらいました。


■年明けと共に発表された『Japanese Visual Metal 共同声明』ですが、「Moi dix Mois」、「Versailles」、「摩天楼オペラ」と共に、9月からZeppツアー開催、出演バンドによるプロジェクトバンド「JVM Roses Blood Symphony」のメモリアルシングル「協奏曲 ~耽美なる血統」リリースも決定しておりますが、この「共同声明」が発足した経緯とシングルについて、ぜひ教えて下さい。


ASAGI:当初、コロナ禍に打ち勝つ為に4アーティストで何かしたいねって話をKAMIJO君からもらって、その後イベントをしたんですけど、せっかくだからライブや音源も!という感じで盛り上がっていきました。個人的にこういった活動は今まで中々なかったのですごく楽しみですね。普段は所謂、別の国々なわけじゃないですか。それが同盟を結んで、ひとつの目標に向かって共に戦うっていうのが熱いですよね。


■ニューシングルを携えた全国ツアーのファイナルは8月29日「Spotify O-EAST」にて、Vo.ASAGIのバースデー当日と言う特別な夜となっております。この日はどんな1日になりますか?

ASAGI:お恥ずかしながら、時期的に夏のFINALは僕の誕生日と重なることが多かったんですけど、今年は4年ぶりの声出し解禁の夏ツアーなので、夏の終わりに相応しい最高に盛り上がる日になるといいなと思っています。Dにしか表現できない絶対的な世界をお見せしたいので、期待していてください!

Ruiza:久しぶりのツアーでたくさん成長出来ると思うし、ファイナルではツアーで得たものを全部出し切りますよ!ASAGI君のバースデーも皆で盛大にお祝い出来るのがとても楽しみです!集まってくださいね!

HIDE-ZOU:ファイナルという点では、ツアーで得た感覚をしっかり昇華できるように集大成的な良いステージを心がけますし、ASAGIさんの誕生日当日ということで笑顔溢れるハッピーな空間でみんなでお祝いしたいと思います!

Tsunehito:声出し解禁後の全国ツアーを周ったファイナルで、浅葱さんバースデーという事でかなりアツい盛り上がりになると思いますね!イーストでのライブも久しぶりですし、ヴァンパイアストーリーならでは、Dならではの濃いライブをしっかり魅せ切るよう、気合入れて挑みます。

HIROKI:普段のDのライヴは荘厳な感じで展開していますが、この日は特別なのでASAGIくんの笑顔がたくさん見れると思いますし、自分もASAGIくんを笑顔にする為に全力で身体を張って行きたいと思ってますので期待していて下さい(笑)。


■そして最後に聞かせて下さい。2024年3月の20周年グランドファイナルを持って活動休止となりますが、読者に向けてお願いします。


ASAGI:グランドファイナルをもって、Dは約21年間の歴史を止めることになります。思い返せば本当にあっとう間で、結成時がつい最近のように思いえます。様々な感情が湧きあがって、一言で表すのは到底難しいのですが、Dとしてやってこれたことを幸せに思います。また長い間、応援してきてくれた皆さんに深く感謝します。来年の春まで全力で走りぬくので、どうか最後までDについてきてください!

Ruiza:20年、ここまで活動が出来て本当に嬉しく思います。グランドファイナルはこれぞDという、Dにしか作り得ないライブを最高のテンションで作りたいと思います。どうか最後まで一緒に走り抜けてください!よろしくお願いします!

HIDE-ZOU:メンバーそしてたくさんの方々に支えていただいた20年でした。そうした方々への感謝の想いをしっかり伝えていきたいです。グランドファイナルまでのライブ一本一本、その瞬間を大切にステージに立っていきますのでよろしくお願いします。

Tsunehito:20周年をもってDは活動休止となりますが、本当にたくさんの方の応援があったからこそだと思っています。いつもありがとうございます!Dが作ってきた楽曲や物語、歴史を感じ続けてもらえたら幸いです。20周年、最後まで突き進んでいくのでよろしくお願いします。

HIROKI:Dに出会ってから今まで色々と支えてくれていたファンの皆さんには本当に心から感謝しています。活動休止してもDの楽曲達はこれからも生き続けるので、辛い時や悲しい時、大変な時はDの曲を聴いて元気になってもらえたら嬉しいです。最後までどうか見守っていて下さい。


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≪23年8月号 配信LINE UP≫
8月21日(月)18:00 アンティック-珈琲店-
8月22日(火)18:00 ユナイト / カナシヴァリ
8月24日(木)18:00 Kαin / 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)× 咲(甘い暴力)
8月25日(金)18:00 D

Artist INFORMATION

【 2023.7.29(Sat.) D New Single Release!!!
「シュヴァルツヴァルトの獣」】
■ライブ会場・オフィシャル通販・CD SHOP店頭


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●数量限定盤(CD+DVD)
※LIVE会場及び、オフィシャル通販のみの限定販売
GOD CHILD RECORDS / GCR-242 / ¥3,850(税込) / 
2Songs CD & 1Song DVD + MV Making / 
ブックレット付き / セルフライナーノーツ付き / 
Special Limited Edition

[Disc-1(CD)]
1. シュヴァルツヴァルトの獣
2. ヴァイスヴァルトの花嫁(全2曲収録)
[Disc-2(DVD)]
1. シュヴァルツヴァルトの獣(Music Video)
2. シュヴァルツヴァルトの獣 (Music Video Making)
MV1曲+MV Making収録
【限定盤初回特典(封入)】ポストカード (全6種中1種ランダム封入)


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●D 「シュヴァルツヴァルトの獣」通常盤(CD)
GOD CHILD RECORDS / GCR-243 / 
¥1,320 (税込) / 3Songs CD

[Disc-1(CD)]
1. シュヴァルツヴァルトの獣
2. ヴァイスヴァルトの花嫁
3. 禁忌の森(Instrumental)(全3曲収録)
【通常盤初回特典(封入)】トレーディングカード (全6種中1種ランダム封入)


【 D 20th Anniversary Year 夏 全国ワンマンツアー2023
「シュヴァルツヴァルトの獣」】
8/13(日) 名古屋SPADE BOX
8/22(火) 仙台CLUB JUNK BOX
8/25(金) 札幌cube garden
8/29(火) Spotify O-EAST
(TOUR FINAL & ASAGI BIRTHDAY LIVE)


【 夏New Single Release記念 アウトストアイベント開催 】
8/21(月) 仙台spaceZero
8/26(土) 札幌「XENON」
8/30(水) 東京「Studio Rosarium」ーASAGI BIRTHDAYー


【Japanese Visual Metal Tour 開催!】
9月22日(金) KT Zepp Yokohama
9月28日(木) Zepp Nagoya
9月29日(金) Zepp Osaka Bayside
10月2日(月) Zepp Haneda


【Japanese Visual Metal ~共同声明~情報】
JVM Roses Blood Symphony
Memorial Single 9.20 Release
「協奏曲 ~耽美なる血統~」
 
■通常盤
1.協奏曲 耽美なる血統
2.協奏曲 耽美なる血統 [Instrumental]
JVMRBS-0001
1,430円(税込)

■会場限定盤
各1,500円(税込)

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