"生きること"をテーマに、2人の人物の目線が交錯するこの曲は、
命を終えたいと願っている1人、これはかつての僕なんだ!
■2回目の登場の「薔薇の宮殿」さんですが、今年1月に【void-はじまりの空-】をリリースしました。こちら今までと打って変わって、アー写の雰囲気が大分変わりましたね?
そうですね。「耽美の衣を脱いだ」なんて表現をしましたが、敢えて一度、これまでの世界観を削ぎ落すことで、芯の部分が見えるような・・・そんなアー写とミュージックビデオになったと思います。
初めての屋外での撮影。雨が降ったら撮れないし、晴天の空でもイメージと違う。
僕は闇属性の晴れ男だから心配だったんだけれど、撮影当日はまさに望んだような天気で素敵な画が撮れたと思います。
個人的にも、この白シャツ・屋外の組み合わせは大成功でしたね!
■そしてこちらの曲、J-Rock色が強い疾走感溢れる1曲ですね。曲作りで今までとは違ったアプローチだったのでしょうか?
この曲は僕の作曲ではなくて、ずっとうちのドラムサポートをしてくれている一(from HEXVOID)に作ってもらった曲なんです。
前作の【persona-紅蓮の戦士たち-】が、僕がこのバンドでやりたいことをとことんやった曲だったので、今回もやりたいことを突き通して描いて欲しいとお願いしたところ、最終的にみんな大好きな曲が出来上がったという。
個人的には、最初にAメロを聴かされた時にやられました。
それにあわせて、歌詞のアプローチはこれまでと変えてみましたね。
■独自の世界観を貫いた芸術性の高い歌詞もまたこの曲の魅力です!今回の歌詞の世界観を改めて聞いてみたいです!
まず先ほども話したAメロは、自分でも泣けるようなのを書きたいと思いました。
ここは実際ライブで歌っても、震えちゃう。
それでサビは、これだけメジャーなメロディーだから、敢えて僕が絶対に言わなそうなことを歌っちゃえと書きました!
「この時間は望んでた明日へ続くから」
だから第一印象は、爽やかな明るい曲に感じたかな?
けれど、実はこの歌詞の中には、"生きること"をテーマに、2人の人物の目線が交錯しているところに気づいてもらうと、より深く新たな印象も伝わると思います。
そのうちの1人は、命を終えたいと願っている少年、これはかつての僕なんだ。
■4月6日「上野音横丁」にて無料ワンマンも開催されます。無料イベントは開催した事はあったのでしょうか?
無料イベントは今回が初開催です!
最近ようやく、YouTubeや配信音源の再生回数が目に見えて増えていて、まだ顔の見えないリスナーの方というのがたくさんいるってことを感じているんです。
これまで気にはなってはいたけど、ライブに行くのはちょっと・・・だった、そんな方たちとも出会える日にしたいという意味も込めて、無料イベントを企画しました。
もちろん、顔の見えないリスナーの方ってのもとても大事なんだけれど、直に応援してもらえるのはやはりバンドマンにとって最大の歓びだし、逆に受け取ってもらえる熱量というのも生のライブに勝るものはないと思います。
■今回、この4月6日はどんな1日になるのでしょうか?無料ならではの企画なんかもあったりするのでしょうか?
ここ数年間の薔薇Qの魅力をギュッと凝縮したようなライブになると思います。
きっと、来てくれた誰もが、聴きたかった曲に会えるんじゃないかな。
あとは、この日のイベントのタイトルにも繋がる新曲の披露も予定していて・・・
こちらは何とかこの日に間に合わせるべく、鋭意制作中です。
更にコアに楽しみたい方には終演後、こちらは別料金なのですが、After Partyも用意しているので、この日はそれぞれのスタイルで薔薇Qを思い切り楽しみましょう!
■今回の【void-はじまりの空-】をリリースした事で、次回作が非常に気になります。現在アルバムを制作中との事で、どんなアプローチのアルバムになるのでしょうか?
前作の【魔王伝】を長編小説に例えると、次回作は短編集的な楽しみ方をしていただける作品になります。
一見、1曲1曲に何の繋がりもない短編たちに見えると思うんですが、実はしっかり作品同士の繋がりがあって、それにどこで気づいてもらえるか、密かに楽しみながら歌詞やコンセプトは書いています。
サウンド、ボリューム、世界観ともに、前作【魔王伝】を超えるお腹一杯なアルバムになるとは断言しておきます。
今年秋の完成を目指して、まさに鋭意制作中です!
■そして、アルバム制作の他に、言える範囲で今後の企みなんかも聞いてみたいです。
まず、無料ワンマン後にも、ビッグタイトルのライブが決まりつつあります。
これは是非、楽しみにしていていただきたい!
あとは最近、多くのバンドの短命さを目の当たりにする度に、薔薇の宮殿・ロザリアとしての活動は今年で7年目だけれど、この先もずっと歌い続けるにはどうしたらいいのだろうと考えることがあります。
アルバムの制作という大事業を軸にしつつも、歌い手としての可能性を広げることにもチャレンジしてみたい、そんな1年間にしたいとも思っています。最終的に全ては繋がってきますからね!
■「薔薇の宮殿」がキーワードとしています「Visual Metal」、こちらは言葉で表すとどんなジャンルになるのでしょうか?
聴いていただいて分かる通り、僕たちのサウンドの基軸はメタルです。
そんなメタルの中でも様々な表現の広げ方ってあると思うんですが、特に様式美の美しさを追求したものを「Visual Metal」と呼ぶのでしょうか。
先日ラジオ番組にゲスト出演した際には、パーソナリティーの方に「怖くないメタル」なんて言われて、なるほどうまいこと言うなぁと思いました。
また、さらには最近、先駆者である諸先輩方のバンドも「Visual Metal」という言葉を掲げて活動されているのを見て、僕も続かせてもらいたいと思っています!
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
今回も、最後まで読んでいただけた方、どれくらいいるかな?
読んでもらえていたら、すごく嬉しいです!ありがとう。
リリースの準備も続々と進めています。
まずは4月6日の無料イベント「promise-散りゆく季節に-」、ご期待ください!
Sacrifice for a Romantic Revolution…
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3月23日(木)18:00 Rorschach.inc
3月24日(金)18:00 Royz / 鐘ト銃声
3月27日(月)18:00 RENAME / 薔薇の宮殿 / Mono A chrφme / ASKING MY HERO
3月28日(火)18:00 The Brow Beat
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