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The Brow Beat HP​

The Brow Beat LIVE 2021
「Let’s play harevutai, shall we!?」
2021年10月1日(金)
東京建物 Brillia HALL​


*紙面には紙面限定のライブ写真を掲載しています。


今年の5月にも、無観客ライブ配信という形を取ってThe Brow Beatのライブしてゆく姿を目にしていたとはいえ、2人と直接ライブという場を通して顔を合わせる機会はだいぶ遠ざかっていた。
  The Brow Beatが観客たちを前にライブを行った最後が、2020年2月にLINE CUBE SHIBUYAを舞台にした2 DAYS公演だった。その公演を行った一週間後の2月末日には、ライブを行う環境に対しての自粛ムードが漂いだし、同年4月に初めて発令された緊急事態宣言以降、それまで当たり前だった環境でのライブ活動を行うことが難しくなった。今でこそ多くのアーティスト/バンドがライブ活動を再開しているが、いまだ、以前と同じ環境に戻っているわけではない。
  The Brow Beatが東京建物 Brillia HALLを舞台に9月30日と10月1日の2日間に渡り、約1年7ヶ月ぶりに観客たちを前に行った「The Brow Beat LIVE 2021~Let's play harevutai, shall we !?」公演でも、初日が緊急事態宣言最後の日ということで人数制限があれば、翌、10月1日は制限が解除されたことで満員の観客たちを前にしてライブを行ったように、そこにも今の世情が反映されていた。
  
7月にメジャー第一弾シングル「ハレヴタイ」を発売し、新たな舞台へ活動の場をステップアップさせたThe Brow Beat。この日のライブは、デビュー後初のライブという大切な意味もあった。2日間行われた中、初日公演の冒頭に「ハレヴタイ」を持ってきたように、The Brow Beatはこの曲を持って希望を胸に新たな航海へ船出する意志を示してきた。まさに、晴れ舞台へ上がった彼らに相応しい幕開けだ。でも、その後「日本」「Grind age」と荒々しくも轟音轟かせる楽曲をぶつけてきたところへ、活動の場がメジャーだろうと自分たちの持つ「過激な姿勢は変わらない」姿も示していた。
  2日目に至っては、メジャーリリース作品に収録していた、轟音渦巻く「シンデレラ」「Grind age」と立て続けにぶち噛まし、巨大なホールをライブハウスへ塗り替える様を提示。そのうえで、荒ぶる気持ちへ一気に光を降り注ぐように「ハレヴタイ」を届け、心を開放してゆく姿も見せていった。

  2日間に渡る演目は、ある程度決まった流れを軸に据え、ヶ所ヶ所で楽曲を組み換えマイナーチェンジを施した形を作っていた。前半部では、スケール大きな「Adam」で観客たちのハートを自分たちの壮大な世界へと引き寄せれば、続く和ロック曲「21グラム」を通し「生きる」意味を強く問いかけ、見ている人たちの魂を痛く揺さぶってきた。その後に続いた、初日公演に奏でた切なさ抱いた「Oblivion」と、2日目公演に奏でたバラード曲「灯篭流し」というコントラスト。

  次のブロックは、Ryujiがソロで歌う楽曲を中心に構成。初日公演では和ロック曲「ヤタガラスの影踏み」や熱情した「ジセイノク」を。2日目には荒々しい「BLACK SHEEP」と「パラノイド・スター」を歌唱。同じ攻めた表情の中にも異なる曲調を示し、Ryuji自身の持つ表現の奥深さを示していった。

  今回の公演の大きな特徴が、触れた人たちの感情を熱く揺さぶるに相応しい激しく攻めた曲調が多かったこと。本編後半では「OVER」や「CLOWN」などをぶつけながら観客たちの感情を熱く、荒々しく揺さぶっていた。そのうえで、終盤に「サザンクロス」や「光のアルペジオ」を通し、見ている人たちの気持ちをしっかり輝きの世界へと導いていった。

  他にも、「睡蓮」では、いつもなら観客たちと一緒に大合唱する「命は風に乗り旅をする 命は歌に乗り旅をする」の部分をメンバーたちが熱唱。その姿へ観客たちが熱い手拍子を送りながら、心で一つに繋がり合う場面も登場。その様を見て、気持ちを揺さぶられたのも忘れられない。

  今回の2 DAYS公演は、晴れ舞台に立ったThe Brow Beatの新たな旅立ちの日。ここから、どんな新しい物語を描いてゆくのかを楽しみにしていようか。

  最後に、メンバーがコメントを届けてくれたので紹介したい。


Ryuji コメント

3rdツアーのThe Brow Beat『Adam』から約1年7か月ぶりの有観客でのライブでした。
改めて想ったのは、お客様が目の前にいてくれることのありがたみと、熱量を感じられたことです。お客様の目の前でLIVEができたこと、目と目を合わせたパフォーマンスができたことが本当に楽しかったし、光栄なことだと再確認できました。
それと共に、その熱量に応えられるような、もしくは超えられるようなパワーが自分に必要だと実感したLIVEでした。この2日間、いつも通り、100%の力で、出せるものを出し切ったLIVEでしたが、無観客のLIVEや、50%しかお客様をいれられない舞台が1年以上続いたことで、たくさんの方の前に立ってパフォーマンスをする時の、お客さんからもらう熱量に打ち負けないパワーが、相当弱くなったように感じました。
この状況が終わるのか、まだ続くのかわかりませんが、どんどん良い方向に向かっていって、目と目を合わせるだけでなく、声も出せるようになって、お客様と声と声で会話ができるようなLIVEがもう一度できる日が来るまで、改めて精神的、肉体的なトレーニングに励みたいと思います。


HAKUEI コメント

ようやく1年7ヶ月ぶりに有観客でライブができました。お客さんを目の前にすると、気持ちの上がり方は違いますね。声を出さなくとも、近くで見てくれているだけで伝わるものがあったように、声を出したり、暴れたりするだけがやりとりじゃないことを改めて感じました。
 2日間というライブの中、今の自分たちが一番歌いたい曲たちを選びながら。そのうえで異なるセットリストを味わってもらいたいなという想いから、2日間に渡って組み上げた流れの中、オープニングを含め、いろんなブロックごとに楽曲を変えながら表現してみました。
 よく「メジャーデビューして以降、完全にツインヴォーカルになるんですよね?」みたいに聞かれることがあるんですが、ちょっとニュアンスが違うんです。インディーズ時代は何となくアルバムに2〜3曲ぐらいツインの曲を入てみようか、みたいなノリだったんですけど、そういう決め事とかなしで曲のクオリティーやバンドとしてのオリジナリティーを追求する為に僕の声が必要なら取り入れていこうって感じです。メジャーデビューシングルのようなツインボーカル曲以外にもRyujiくんの主旋律に対してどうアプローチするかなど、時には楽器の1つのような感覚で僕の声を入れてみても面白そうだなとか。自分たちなりのスタイルをヴォーカルとヴォーカルで表現できたらなと。
今後に関してですが、今、新曲作りをしています。今ようやく新しい表現が見え始めたところなので、そこは楽しみに待っていてください。


2021年10月1日(金)

〈Setlist〉
01.シンデレラ
02.Grind age
03.ハレヴタイ
04.Adam
05.21グラム
06.灯篭流し
07.BLACK SHEEP
08.パラノイド・スター
09.-Member Call-
10.沙羅羅羅
11.CLOWN
12.サザンクロス
13.光のアルペジオ

EN1.
14.アイリス
15.睡蓮

EN2.
16.Snow White
17.日本
18.L.R

PHOTO:菅沼 剛弘
HAIR&MAKE-UP:北 瞳
STYLIST:沼倉 龍徳
TEXT:長澤 智典


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≪21年10月のLINE UP≫
10月21日(木)18:00 The Brow Beat(LIVE repo) / HERO
10月22日(金)18:00 鴉-カラス / Leetspeak monsters / 
10月25日(月)18:00 ARMADEA / KAUXS / Scarlet Horizon
10月26日(火)18:00 D / UNDER FALL JUSTICE

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2021.07.07 Release SINGLE「ハレヴタイ」


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Type A (CD + DVD)


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Type D (CD)


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