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Vijuttoke21年8月号「ヴァージュ」インタビュー

2021/08/23 18:00 投稿

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ヴァージュHP

L→R Guitar.氷龍 / Bass.憂璃 / Vocal.遼 / Drum.或 / Guitar.紫月

8月18日にベストアルバム「遺言」をリリースするヴァージュがVijuttoke久々の登場!!!​


■結成4周年を超えて5年目の活動に入ったヴァージュですが改めてこの4年は皆さんにとってどんな4年だったと言えるのでしょうか?

紫月:バンドに生かされた4年間でした。このバンドをやって人として少しずつ変わっていけた気がします。

氷龍: 自分は2019年からの加入になりますが、思い返すと色んな事がありました。ヴァージュに入ってからは考え方や価値観、音楽、ステージへの向き合い方含めて全部変わりました。バンドはもう5年目に入ったので、もっと危機感を持ってもっと考えて生きていかないと駄目だなと思ってます。

憂璃: 変化の4年でした。

或:ちょうど最近過去を細かく振り返ったんですけれど、なんで俺こんな事しようと思ったんだろうとかが多かったです。理由なくやってた事もあったし、まず俺バカだし考えが浅いんですよね。浅瀬でピチャピチャしてるみたいな。さらにその浅さを隠そうとしてたんでタチ悪かったです。もっとバカさ出していけば良かったのにって今すごく思うのでこれからはもっとふざけたいですね。


■そんな活動のなかでも2020年はコロナの影響もあり理想的な活動ができなかった1年だったと思うのですがヴァージュの2020年は?

紫月:辛かったですね、色々やろうとしていたことが潰されてしまってバンドとして試されてる年だったなと思います。今まだそれが続いていると思いますけど。

氷龍: ヴァージュの2020年は本数は減りましたが、キネマでの単独公演、千の発売。周年こそ中止になってしまったけど、LIVE活動だけは止めませんでした。それにLIVE本数が少なった分、メンバーとはミーティングを多くしていたので、振り返るとネガティブな感じだけではなかったです。

憂璃: バンドや自分と向き合う年でした。

或:誰が悪いとか責められるものでもないし、こんな状況だから今何を届けて何をするべきかを深く考えさせられたし、ミーティングも沢山しましたね。悔しかったりへこんだりする事もあったけれど、逆に今までしなかった事をしようと思ってワクワクした時間も多かったですよ。みんなが元気になるようにめちゃくちゃふざけた企画を俺がやりたくてメンバーに聞いた事もあったんですけど、さすがに下品すぎてボツになりました(笑)プライベートでやります。


■制限などが設けられる中で昨年秋には東京キネマ倶楽部でのLIVEが大成功に終わりました。ヴァージュにとってのコロナ禍でのLIVE観とは?

紫月:こういう状況ですけど配信ライブとかはしないっていう考えでやってましたね。キネマ倶楽部はコロナ禍でライブが出来ない時に考えていたことが出せた一つ目のライブって感じでした。

氷龍:制限がある中でのLIVEが本当にLIVEと呼べるのかは正直わからないですが、今はコロナ以前の時よりもよりシビアに、バンドのクオリティを上げないと駄目だなって思ってます。以前だとフロアからの歓声とかで悪く言えばバンドは少し微妙でも良く映っていたと思うんです。だけど、今こうやって声を出しちゃいけないっていう制限がある中だとそういう誤魔化しが効かなくなる。お客さんも以前よりは冷静にステージを観たり、音を聴いたりしてると自分は思っていて。だからこそステージでの振る舞いだったり、演奏力をもっと上げないとバンドは生き残っていけないと思ってます。

憂璃: 声を出し合えない事が辛かったです。その分、コロナ禍前よりも内側に隠していた気持ちとか感情がライブ中、表に現れやすくなった。より感情的なライブ観になったのではないでしょうか。

或:今後またどうなるかは分からないけれど、何ヶ月もライブ出来なかった頃を思い出すとこうしてライブが出来ているだけまだ有難いですね。まだまだ制限は多いけれど、求めてくれている人たちに届かせる事を大事にしています。でもいい加減声は欲しいです。


■今作の中ではかなりの割合で再録をしています。改めて録り直す事によって気づいた事ってあったりしましたか?

紫月:過去の曲たちはいい意味でも悪い意味でも荒さがあったんですけどそれは置いておいて、当時と同じように弾こうと思っても弾けませんでしたね。だから同じフレーズでもその時々の想いの違いが出てるというか。昔の曲のフレーズを後からこうすれば良かったって色々思っていたのでそれが出来て良かったです。再録はいいですね。

氷龍: Vanishが収録されている「Gracia」の制作から携わってますが、改めて聴くと今だったらこういうフレーズは弾かないだろうなとか、逆にあの時でないと弾けないフレーズとかもあるなと再確認しました。自分のギターでも変わらない部分はあるんですが、もっと自分が良いでしょ?っていうフレーズとかじゃなくて、その曲が本当に呼んでいる様なフレーズっていうのをもっと客観視して弾いていかないとなって思いました。

憂璃: ベースに関しては引き算多かったです。勿論足し算もあったけど、引き算が圧倒的に多かった。曲や歌を中心に考え直すと、今まで無駄に弾きすぎてたかなって感じたので。

或: アレンジ面でもかなり進化しているのでそこも聞いて欲しいです。まあ俺のフレーズじゃないんですけど(笑)それで今回は時間があったので何か自分のきっかけが欲しくて1ヶ月ランニングしようと思って始めたんですよ。でも途中で辞めちゃったんですよ。1週間続いたしもういいやって(笑)


■今回のベストの中でメンバー毎に推し曲とその理由を聞かせてください。

紫月:「遺言」ですね。実はこの曲はバンドでのある出来事がきっかけで出来た曲なんです。その時に自分も色んなことを考えました。だから推し曲というより思い入れがある曲で、この曲は簡単に聴けないです。

氷龍: 「遺言」です。今回「遺言」はベストアルバムのタイトルにもなっている曲で、いつも以上に音色からフレーズまでを考えていった1曲です。アレンジに入る前に何度も遼に確認して、この曲はどういうイメージ?色で言うと何色?そんなワード一つ一つから積み上げていきました。最終段階で歌が重ねられて仕上げていく過程で、自分自身とても切なくなりながら弾いた一曲という事でこの曲を選びます。

憂璃: 凶夢です。リレコ曲の中では特にベースに関して変化がわかりやすいと思うので。

或:悲鳴盤に収録されている「深海」です。元々好きな曲だったのですが、Re-recordingして遼の歌声や表現力も以前リリースされた頃とは驚くほど変わったし、歌詞や曲に入り込む気持ちが一層増しました。落ち込んだときや自分に言い訳して虚勢を張ってしまう弱い自分を受け入れたいときによく聴きます。何度も助けられました。


■今の情勢のなかでの境界線を弾きながら限界に挑戦する今回のツアーはどんなツアーにしたいですか?

紫月:この状況でツアーをすることが正解かは分からないですけど「境界線」っていうタイトルの意味を自分の中で消化するツアーにしたいです。

氷龍: 今回初めて札幌での単独公演もあるんですが、大阪、名古屋の地方公演もファイナルの新宿BLAZEへ繋がる意味のあるステージにしたいと思います。

憂璃: お客さんや僕達は勿論、関わってくれているスタッフさんや関係者様も含め、皆さんの心が動くツアーにしたいです。

或:去年は元々あったツアーをバラしファイナルの東京キネマ倶楽部のみになって悔しい思いをしたので、今回は札幌・大阪・名古屋と回れるしリベンジできるのが嬉しいです。音楽で満足させるツアーにしたいですね。満足感は体の疲労だろ!とか思う人は俺と一緒にランニングしましょう。


■札幌、大阪、名古屋と回ってのファイナルが新宿BLAZEにて9月20日に開催されます。このツアーファイナルはファンのみなさんとどのように作り上げていきましょう?

紫月:ツアー参戦する人は何も心配せずに来てください。このツアーをして正解だったって思えるようなライブにしましょう。

氷龍: 勿論、制限がある中での公演にはなると思うんですが、9月20日はベストアルバムも発売された後でのLIVEになるので、これまでのヴァージュの集大成なステージを表現したいと思います。

憂璃: 皆さんの心に刻まれる物にする事は前提ですが、その上でどのような形になるのかは当日にならないとわからないです。ライブってそういう物ですし。

或:ツアーを回ってる最中にどうしたいかはまた変わるんじゃないかな?と思います。どんなストーリーになるか今から楽しみですね


■今後のヴァージュ。ヴィジョンなど言える範囲で聞かせてください。

紫月:先を見据えて動いているので楽しみにしててください。

氷龍:今は何も言えないので、その時を待っていて下さい。

憂璃: 秘密です。そこはライブや音源、今のヴァージュに触れて、皆さんで感じ取って想像してみてください。

或:変わり続けます。


■ありがとうございます。最後にVijuttoke読者にメッセージをお願いいたします。

紫月:沢山ベストアルバムを聴いて沢山感じてください。

氷龍: コロナで更に生きづらくなった毎日ですが、ヴァージュ聴いて下さい。

憂璃: 最後まで読んで頂き、ありがとうございました

或:次は2週間ランニングします。ツイートはしません。


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≪21年08月のLINE UP≫
8月23日(月)18:00 ヴァージュ
8月24日(火)18:00 heidi. / グラビティ
8月26日(木)18:00 MELI-MELO / 【2nd/A】Re:bellion / Agarrta / アクマデ
8月27日(金)18:00 零[Hz]

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BEST ALBUM「遺言」-2017~2021-
2021年8月18日 Release!!

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-悲鳴盤-
品番:S.D.R-367-A
価格:¥4,400-(税込)


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-遺言盤-
品番:S.D.R-367-B
価格:¥4,400-(税込)



ONEMAN TOUR 「境界線」
2021年8月30日(月) 札幌SPiCE
2021年9月11日(土)大阪RUIDO
2021年9月12日(日)名古屋ell.FITSALL
2021年9月20日(月・祝))新宿BLAZE

SPEED DISK PRESENTS~森羅万象tour'21#2 
2021年8月21日(土)大阪RUIDO
2021年8月22日(日)名古屋E.L.L
2021年8月28日(土)札幌SPiCE
2021年8月29日(日)札幌SPiCE
2021年9月4日(土)高田馬場AREA

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